心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

パニック障害

2011年01月21日 | パニック障害





「電車に乗れない。」「エレベーターに乗れない。」

「歯医者に行けない。」「美容院に行けない。」

「映画館に行けない。」「人混みに行けない。」



ある時、通勤電車の中で、

突然にめまい、手足のしびれ、血の気が引く感じ、

急激な動悸の高まり、息切れを感じて、

『このまま死んでしまうのでは。』

『気を失って倒れてしまうのでは。』と、

強烈な怖れと不安を感じます。



人によって最初の身体反応は、

「あれ、ちょっと変だな。」と感じる程度の場合もありますが、

何度か繰り返すうちに激しくなっていきます。



そして、上記のような閉鎖的空間に身を置いたり、

また、近づくだけで身体が反応するようになります。



そして最初に身体反応が起きる対象は、

電車なら電車、エレベーターならエレベーターだけに限定されたり、

人によっては、次第にその対象が広がり、

家から出れなくなることもあります。



そして、このような身体反応に陥る人の割合は、

100人に一人とも言われているようです。



芸能人でも、

高木美保さん。中川家の剛さん。KinKi Kidsの剛さん等が、

パニック障害を告白しています。



以前、高木美保さんのパニック障害の克服までの過程を

TVで再現映像を交え詳しく紹介したことがあります。



この問題を引き起こしている原因を

簡単に言うと、

パニックの身体反応が起きる場を

拒否する気持ちと

拒否してはいけない気持ちが戦うことで起きています。



つまり、

拒否をしたい気持ちは、どのような信念(心の規則)

によって起きているのか、


拒否してはいけない気持ちは、

どのような信念(心の規則)から起きているのかを

明らかにして

どちらかの信念(心の規則)を改善することで

問題は解決します。



しかし、

その状態が長く打開できずにいると

鬱的な気持ちを持つまでに至ることが少なくありません。



このような場合には、

本人と話し合い

現在、どちらの気持ちに心のピントが合っているのかを

確かめる必要があります。



鬱的な気持ちにピントが合っている時に

パニックの自動化反応に取り組んでも

上手くいきませんし、

また、その逆も同じです。



私の施療経験から言うと、

パニック障害は、

早めに施療に取り組んでもらえれば

比較的短期で改善が多い症状の一つです。



催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計

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