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日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

加齢臭対策は食品?それとも・・・

2007-06-02 22:07:10 | トレンド
最近、ドラッグストアーなどに行って目に付くモノがある。
それが「におい対策グッズ」だ。
これまでも、「におい対策スプレー」等があったのだが、その多くは「制汗タイプ」だった。
かいた汗に対して、雑菌などの増殖を抑えることで、においを防ぐと言うモノだ。
それが、しばらく前から通販などを中心に「サプリメントによる、体臭変化をさせる」というモノが増えてきた。
その背景にあるのが「加齢臭対策」だ。

しばらく前まで「加齢臭=おじさん臭」だと思われていたのだが、女性であっても程度の差こそあれ、加齢臭があると言うことが知られるようになってきた。
そんな中、人気商品となっているのが「薔薇のエッセンス」をカプセル状にした、サプリメントだろう。
元々、薔薇を使ったジャムや紅茶、中国茶などはあり、専門店で販売されていた。
他にも、ローズウォーターなどは化粧水代わりにしたり、飲み物の香り付けに使われてきていた。
思い出したのだが、私が子供の頃「EVE」という、薔薇の香りつきガムなどと言う商品もあった。
この商品が発展したものが、クラシエフーズ(旧カネボウフーズ)の「オトコ香る。」というガムのようだ。
確か、首都圏での販売好調のため一時生産調整で、市場からなくなっていた時期があったように記憶している。
他にも同社では、「ふわりんか」と言う商品がある。
このような流れを受けてなのか、伊藤園では「アロマローズウォーター」と言う商品を売り出している。
いずれにしても、体臭を抑えるのではなく、体臭そのものに香りをつけるという発想だ。

もちろん、基本となる石鹸やボディーソープ、ヘアケア商品なども「加齢臭対策」を打ち出した商品も目に付く。
これからは、体の内・外で「加齢臭対策」が当たり前となっていくのかも知れない。
ドラッグストアーの商品棚を眺めていて、そんな気がしている。