安倍さんの思考は古い？-クールビズ3年目-

今日から衣替え。
多くの中学・高校では、夏服へと切り替わったはずだ。
といっても、最近では５月の暑い日には夏服でもＯＫと言う学校もあるようだが。
そして永田町でも、衣替えがあったようだ。
恒例の「かりゆし」ファッションだ。
特に今年は、安倍さんから各閣僚にお達しがあったようで、麻生さんなどは「かりゆしが似合わなくても、着なきゃいけないのか？」と反発もしたようなのだが、閣僚の皆さんは素直に着ていらしたようだ。
麻生さんの「似合わなくても、着なきゃいけないのか？」という指摘は、案外ポイントを突いているように思うのだが・・・。

国会議員の皆さんの多くは「選挙区」という、地方地盤と言うものを持っている。
安倍さんについて言うなら、山口が選挙区であり「地元・地盤」というコトになるだろう。
であれば、何も沖縄の「かりゆし」を着なくても、山口ならではの「柳井縞」を、一重仕立てにし、スッキリと着こなすほうが、地元産業の活性化にもなるし、お洒落なのではないだろうか？

そして、３年目に入った「クールビズ」にも変化が起きはじめているようだ。
今日の毎日新聞には、「あえて、スーツにネクタイを選ぶサラリーマンが増えている」と言う記事が掲載されている。
やはり、営業に行くためには相手に失礼のないよう、「スーツにネクタイ」が基本と言うことなのだろう。
だからこそ、アパレルメーカーや繊維メーカーは「軽く・吸湿・速乾」等の特性のある素材の、開発・商品化に努力しているのだろう。
実際、若いサラリーマンだけではなく、３０代のサラリーマンでもスーツの素材には無頓着で、ブランドだけで買っているのでは？と思うことが幾度もあった。

それにしても安倍さんは、何故「かりゆし」にこだわったのだろう？
沖縄サミットで「かりゆし」を着た、故小渕首相に対して何かあるのか？
それとも、「かりゆし」をクールビズファッションのイメージ付けに使った、前任者小泉さんに対して何かあるのか？
個人的には、あえて「似合わなくても着るの？」と疑問を呈した、麻生さんのファッションセンス、バランス感覚の良さを感じるのだが・・・。