今日の産経新聞に、人気エコバッグ狂想曲 小競り合いで警官出動も という記事が掲載されている。
この「アニヤ・ハインドマーチ」製エコバッグ、本国・英国だけではなく、台湾や香港などでも、大騒動の人気バッグだったようだ。
ただ、この人気は英国と日本を含むアジアとでは、事情が違うのではないだろうか?
本国・英国では「ダイアナ妃の愛したブランド」というよりも、デザイナーのアニヤ・ハンドマーチの考えに賛同+オシャレということで、人気になったのではないだろうか?
それに対し、日本を含むアジアの場合「ダイアナ妃が使っていた有名ブランド」というコトと、話題の商品、限定品ということが、今回の騒動となっているのではないだろうか?
というのも、過去エルメスが銀座に出店したとき、限定バッグを求め前日から長蛇の列ができた。
もちろん、海外のセレブやスーパーモデルが持っているというコトも、拍車をかけたのだろう。
セレブと同じモノを持つことで、自分もセレブの仲間入りをしたような感覚になるという、心理的満足を与えてくれるというコトだ。
そのようなコトは、過去何度もあった。
そのような限定品、話題の商品を買い求める気持ちがわからないわけではない。
人よりいち早く話題の商品を持ったり、なかなか手に入れられない限定品を持つことで、一種の「優越感」がもてるからだろう。
他にも「ネットオークションで一儲け」という、輩もいるだろう。
実際このエコバッグ、ネットオークションで10倍の値がついたとも言われている。
「何としても欲しい」という需要があれば、それを高値で売ろうという人がいてもおかしくはない。
それで「何としても欲しい」という人が、納得・満足すれば、十分商取引としては成り立つのだから。
だが、このエコバッグを実際「エコバッグ」として使うために購入した人は、どのくらいいるのだろうか?
やや穿った見方かも知れないが、おそらく「ブランドバッグ」というつもりで、連休明けに「見て!見て!話題の『エコバッグ』手に入れちゃった!!!」といって、自慢げに持って歩く人が少なからずいるのではないだろうか?
それも、ヴィトンやコーチのバッグを肩にかけ、お弁当や本を入れる「サブバッグ」として。
そんな姿が、目に浮かぶのだ。
ただ、「サブバッグ」といっても、来年の今ごろは持って歩く人を探すことが困難な気がする。
その時、本当の「エコバッグ」として、使われているような気がするのだ。
このようなブランド騒動を見るたびに、こころ寂しくなるのだ。
なぜなら、ブランドというのは、その企業やデザイナーの生き方であり、社会に対してのヴィジョンを他者と差別するために、構築されてきたモノだからだ。
決して、一時の流行りや話題で評価されるモノではないのだ。
今回の「エコバッグ」には、「私は、プラスチックバッグ(=レジ袋)ではありません」というメッセージが縫い付けてある。
この意味に賛同し、2100円(バッグの価格)支払った人はどれだけいたのか?是非知りたいものだ。
この「アニヤ・ハインドマーチ」製エコバッグ、本国・英国だけではなく、台湾や香港などでも、大騒動の人気バッグだったようだ。
ただ、この人気は英国と日本を含むアジアとでは、事情が違うのではないだろうか?
本国・英国では「ダイアナ妃の愛したブランド」というよりも、デザイナーのアニヤ・ハンドマーチの考えに賛同+オシャレということで、人気になったのではないだろうか?
それに対し、日本を含むアジアの場合「ダイアナ妃が使っていた有名ブランド」というコトと、話題の商品、限定品ということが、今回の騒動となっているのではないだろうか?
というのも、過去エルメスが銀座に出店したとき、限定バッグを求め前日から長蛇の列ができた。
もちろん、海外のセレブやスーパーモデルが持っているというコトも、拍車をかけたのだろう。
セレブと同じモノを持つことで、自分もセレブの仲間入りをしたような感覚になるという、心理的満足を与えてくれるというコトだ。
そのようなコトは、過去何度もあった。
そのような限定品、話題の商品を買い求める気持ちがわからないわけではない。
人よりいち早く話題の商品を持ったり、なかなか手に入れられない限定品を持つことで、一種の「優越感」がもてるからだろう。
他にも「ネットオークションで一儲け」という、輩もいるだろう。
実際このエコバッグ、ネットオークションで10倍の値がついたとも言われている。
「何としても欲しい」という需要があれば、それを高値で売ろうという人がいてもおかしくはない。
それで「何としても欲しい」という人が、納得・満足すれば、十分商取引としては成り立つのだから。
だが、このエコバッグを実際「エコバッグ」として使うために購入した人は、どのくらいいるのだろうか?
やや穿った見方かも知れないが、おそらく「ブランドバッグ」というつもりで、連休明けに「見て!見て!話題の『エコバッグ』手に入れちゃった!!!」といって、自慢げに持って歩く人が少なからずいるのではないだろうか?
それも、ヴィトンやコーチのバッグを肩にかけ、お弁当や本を入れる「サブバッグ」として。
そんな姿が、目に浮かぶのだ。
ただ、「サブバッグ」といっても、来年の今ごろは持って歩く人を探すことが困難な気がする。
その時、本当の「エコバッグ」として、使われているような気がするのだ。
このようなブランド騒動を見るたびに、こころ寂しくなるのだ。
なぜなら、ブランドというのは、その企業やデザイナーの生き方であり、社会に対してのヴィジョンを他者と差別するために、構築されてきたモノだからだ。
決して、一時の流行りや話題で評価されるモノではないのだ。
今回の「エコバッグ」には、「私は、プラスチックバッグ(=レジ袋)ではありません」というメッセージが縫い付けてある。
この意味に賛同し、2100円(バッグの価格)支払った人はどれだけいたのか?是非知りたいものだ。