日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

100円硬貨は、丸とは限らない?

2010-08-25 20:47:01 | アラカルト
先日、を読んでいたら面白い文章があった。
それが、今日のタイトル「100円(の形)は、丸とは限らない?」と言う内容の文章だ。

この文を読んだ時「え?!」と思ったのだが、文章を読み進めて分った。
何も100円硬貨に限らないのだが、硬貨全般の形は「丸い」。
「丸く見える」のは、硬貨の表・裏から見た時だ。
しかし、飲み物や切符の券売機などに硬貨を入れる形を見ると・・・。
もうお分かりだろう、「丸」ではなく「長方形」だ。
見方を変えれば、丸い硬貨も長方形に見える、と言うコトだ。

この「100円硬貨の形」に限らず、私たちは見慣れたモノ・コトを疑う、と言うコトはとても苦手だ。
「苦手」と言うよりも、疑うコトを知らない。
「思い込みから逃げられない」と言うべきかも知れない。

マーケティングに限らず、様々な企画などでアイディアを出さなくてはならないコトがある。
突飛なアイディアが、湯水のごとく湧き出る人であれば苦労はないが、実は突飛なアイディアよりも、日頃見慣れたモノ・コトを違う視点のアイディアの方が、案外「え?!」と驚くような内容になるコトがある。

違う言い方をすれば、見慣れたモノ・コトだからこそ、逆に「え?!」という驚きを与えることもあるのだ。
その一例が「100円硬貨が、丸とは限らない」と言うコトなのだ。

一つのモノ・コトを、360度グルりと見るだけではなく、上や下・斜めや横から見てみると、まったく違ったモノ・コトが見えてくるだろう。
見慣れたモノ・コトというのは、ある意味「思い込みのモノ・コト」だとも言えるのではないだろうか?