日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

猛暑の京都で、気がついたこと

2010-08-31 21:05:35 | ライフスタイル
日曜日、友人と一緒にチョッと京都へ出かけた。
お目当ては、瑞春院の水琴窟と有栖川宮旧邸宅。
どちらも普段は公開されておらず、「文化財特別公開」だったからだ。
古都の風情にマッチした水琴窟の調べは、心落ち着くだけではなく、一風の涼も運んでくれるような気がした。

連日の猛暑・酷暑で、歩けば歩いた分だけ汗をかく。
余りの暑さで「ヒ~ヒ」言いながらの散策となった。
そんな京都の街中を歩いていると、チョッと気になったモノがある。
それは「冷やしあめ」だ。
神社の休憩所でも、街中の和菓子屋さんの店先でも「冷やしあめ」の文字を見かけた。
それだけ、夏の定番なのだろう。

先日お盆で帰省したときも、大阪でも「冷やしあめ」をスーパーで見かけた(難波OCTに隣接しているスーパー)のだが、実はこの「冷やしあめ」、関西で見かけることはあっても、ここ名古屋のある東海地方では見かけることがない。
もしかしたら、二昔・三昔ほど前の大きな神社前あたりの和菓子屋さんで出していたのかも知れないが、私は一度も見たことがない。
今では関西中心限定で、飲まれているような気がする。

日本各地には、この「冷やしあめ」のように地方限定+期間限定の食べ物があるのでは?と、思っている。
最近スーパーで見かけたのは「だし」と呼ばれる、山形県の夏の郷土食だった。
今では、郷土食も全国化が進みはじめている。
九州の「冷汁」も、イロイロなお料理本で紹介されている。
ネットなどの料理サイトなどが、郷土料理の全国化を進めているのかも知れない。
そんな中、「冷やしあめ」のように昔なら全国的だったと思われる食べ物が、郷土食のようになりつつあるのは、チョッと面白いと思ったのだった。

猛暑・酷暑が続いている。
この暑さで、食欲も落ちがちだ。
昔なら、こんな時には「甘酒」を飲んでしのぐのだろうが・・・。
ここは、先人の知恵をお借りしようか。