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女性マーケターから見た日々の出来事

お正月のまち歩き

2013-01-02 18:24:47 | アラカルト
週末のお散歩コースの途中にある、百貨店に隣接している商業施設に出かけた。
目的は、イベント広場で行われた「獅子舞」を見るため。
この様なお正月の風物詩のような行事が、商業施設で行われるコトが多くなった様な気がする。
獅子舞が各家庭に回るコト自体、オートロックマンションが普通になってきた都市部では難しいと言うコトだろう。
逆にイベント化するコトで、この様な伝統的な行事が残っていくのかも知れない。

その「獅子舞」を見るために、歩いて出かけたのだが途中気がついたコトがある。
12月頃は、クリスマスのイルミネーションで華やかだったのは当然なのだが、お正月の門松はもちろん、松飾りなどを飾っているお店や事務所がとても少ないのだ。
お散歩コースには、トヨタや日産などのカーディーラーのショールームなどがあったりするのだが、その様なトコロでも松飾りなどを飾り付けてはいなかったか、小さな松飾りだった。
多くの事業所は、「新年のご挨拶兼年末年始の営業のご案内」のポスターだった。
中には、その様なご挨拶も営業の案内もせずに、シャッターを閉じているトコロもあった。

この様な光景を見ながら、単に不況と言うだけでは無いのでは?と言う気がしてきた。
確かに不況になれば、門松や松飾りなどは小さいモノへ変える、と言うコトはあったと思う。
しかし、飾らないと言う事業所は少なかった様に思う。
まして、新年の挨拶どころか年末年始の営業の案内を張り出さない営業事業所というのは、見かけ無かった様に思う。

それとは逆にクリスマスのイルミネーションが、年々華やかになる傾向とあわせて考えると、「お正月休み」は、「やや遅めのクリスマス休暇」という感覚になりつつあると言うコトだろうか?

もう一つ気になったコトは、年末スーパーや百貨店の地下でお正月の食材を買い求める人達の姿が少なくなりつつある、と言うこと。
あくまでも私の感じ方なのだが、おせち料理を家庭で作るのではなく、百貨店や料亭の仕出しを注文する家庭が増えてきたために、おせち料理の食材を買わなくなりつつあるのか?と、感じたのだ。
大手スーパーやコンビニなどは、「元旦から営業」が当たり前になっている。
「お正月気分」と感じられるのは「福袋」と、テレビ番組くらい・・・と言うのが、今のお正月なのだろうか?