Yahooのトピックスに、次期発売されるPadは、12インチの大型画面か?という記事が取り上げられていた。
現在のPadには、通常の10インチサイズと8インチサイズのミニがある。
これだけでも、十分な気がしないわけではないのだが、携帯性には便利なサイズでもビジネスなどでモバイルPCのような使い方をするには、小さいということなのかもしれない。
実は、このニュースを見たとき思い浮かべたタブレットPCがある。
それが、マイクロソフトのSurfacePro3だった。
ご存じのとおり、SurfacePro3のキャッチコピーは「これさえあれば、他はいらない」だ。
それほど、ノートPCとモバイルPCの長所を併せ持ったPCである、という自信の表れのようなコピーだ。
実際、どれほどのユーザーがSurfacePro3を使って、職場でも移動中の電車や出先で使っていらっしゃるのかは、わからない。
というのも、最近地下鉄や電車などでPCを使っている人を良く見かけるようになったが、携行性が高いはずのモバイルPCやSurfacePro3などを使っている人を見かけないからだ。
いわゆる、14インチ以下の小型ノートPCを使っている人を見かけることは多い。
ご存じのように、このサイズのノートPCはオフィスなどの机に向かってするにはちょっと不便さを感じるサイズだ。
だからと言って、携行性に優れているのか?といわれると、いまいちピンとこない。
ただ、移動中にExcelなどのデータを確認をしたり、編集をしたりするのには使い勝手が良いのかもしれない。
確かに、薄くて軽量、タイプカバーという点では、十分すぎると思うのだが、キーボードとしては頼りなさを感じる。
実際、家電量販店などで触ってみたことがあるのだが、キーを触っている実感があまりないのが「入力できているのだろうか?」と、不安になる部分でもある。
そのマイクロソフトのSurfacePro3のライバルとして、新しい大型画面のPadを投入するというのであれば、Padの操作性や携帯性に、上述したような「PCでの作業のスムーズさ」が重要になってくるのではないだろうか?
今現在のPadには「キーボードを使って何かをする」、という感覚では作られていないように思える。
単に「画面が大きくなった」というだけでは、Padの新しい使い方には結びつかないし、ユーザーにとってもあまり魅力を感じられないように思う。
「遊びも仕事もPad」という、ある意味「ビジネスユース」を考えた内容であれば、Surfaceを含むタブレットPC、モバイルPC以上に魅力のあるものになるかもしれない。
今回の大画面化で、もう一つ注目しておきたいのが、ソフトバンクの動きだ。
ご存じの方も多いと思うが、Surface3(LTE)をY!モバイルが取り扱っているからだ。
Y!モバイル:Surface3(4G LTE)
Y!モバイルはソフトバンク系列であることを考えると、Padとの棲み分けというか差別化をどうするのか?
そんな点も気になるところだ。