昨日、京都へ出かけた。
この時期の京都は、蒸し暑い。
もっとも、昨日に限らず今日も日本全国各地で「猛暑日」となったようだ。
目的は、下賀茂神社の「御手洗祭(=足つけ神事)」に行くためだった。
下鴨神社そのものは、世界遺産にも登録され海外からの観光客が多いのかな?と思いきや、案外少なく肩透かし?だった。
まして「御手洗祭」そのものは、あまり有名ではないせいか?周囲から聞こえる言葉は「関西弁」がほとんど。
観光ツアーなどのプランにもほとんど含まれていない(ただし、JR東海の「夏の京」ツアーには組まれていた)様で、ツアー客らしき団体も見かけない。
おかげで、のんびりと参拝することができたのだった。
(個人的には、今後もツアーに組み込まれることが無いようにと願っている)
京都の夏のお祭りと言えば「祇園祭」という事になるのだろうが、「祇園祭=前祭山鉾巡行」だと思われがちだ。
「祇園祭」そのものは、その後も続いている。
京都通といわれる方などは、あえて山鉾巡行ではなく、その後の「後祭山鉾巡行」を見る、という話も聞く。
そして全国には「祇園祭」と呼ばれるお祭りが、各地にある。
確か東北地方だったと思うのだが、若い女性が文金高島田に髪を結いあげ振袖を着て歩く「祇園祭」の写真を拝見したことがある。
京都の「祇園祭」とは違う、優美さのあるお祭りだった。
考えてみれば、この時期全国各地では様々な「夏祭り」が開かれている。
名古屋に近い津島市では、「尾張津島天王祭」がある。
ユネスコの無形文化財登録への準備として、動いているようだ。
私は、この「尾張津島天王祭」には行ったことがなく、この時期駅のポスターなどを見るたびに「一度行ってみたいな~」と思いながら、なかなか行けていない(苦笑)。
見たことのある友人の話では、とても優雅で綺麗で豪華なお祭りだという。
このような夏祭りの多くは、夏に流行する病気などに罹らないようにと願う事が多いようだが、どのお祭りも様々な言われや言い伝えがあり、観て美しく、参加して楽しい。
そのような全国各地の「お祭り」こそ、海外の人たちが「日本文化」に触れる良い機会だと思う。
できれば、大人数のツアーではなく個人か10名以内のこじんまりとしたツアーなら、ゆっくりと楽しめるのではないだろうか?
そしてこのような「お祭り」こそ、「クールジャパン」の基だと思う。