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好きな本を読めばいいじゃない

2018-12-29 20:24:26 | 徒然

昨日が、仕事納めで今日から1月6日までお正月休み、という方も多いのではないだろうか?
随分長い休みのように思えても、過ごしている間はアッという間に終わってしまう。
だからこそ、「年末年始こそ、本を読む」という記事も目立つような気がする。

日経新聞COMEMO:書店員が年末年始におすすめする本。また、ビジネスパーソンについて

実は、このようなリストを見ると「好きな本を読めばいいじゃない」という、気がするのだ。
確かに、ビジネス本のうちベストセラーと呼ばれる本を読まれる方は、とても多い。
多いと思うのだが、それらの本を読んで「どう感じ・考えたのか」という点になると、どうなのだろう???と、疑問に感じることがある。

これはあくまでも私の読書スタイルなのだが、「いろいろ考えながら、本を読む」。
もちろん、読んでいる本の内容から、「私なら」という視点で様々なコトを考えるような癖がある。
特にビジネス本と呼ばれる本を読むときには、そのような傾向が強い。
そして、ビジネス本に限らず、興味を持った「読んでみたい!」という本を、積極的に読むべきでは?と、思っている。
何故なら、そのような本は読んでいても楽しいし、面白いからだ。
間違っても「ビジネスに役立つ」というつもりで読んでいると、読書そのものがつまらなくなる。

昨年の暮れは「遺伝子医療革命」を読み、今年は池田晶子さんの「あたりまえなことばかり」を読み終わり、仲野徹さんの「(あまり)病気をしない暮らし」を読み終えようとしている。
池田さんの本を読みながら「企業にも経営哲学」というものが必要で、経営者であれば「社会にとって自社とは何か?」という、当たり前なコトを常に考え続ける必要があるのでは?それが「企業が社会の公器」となる方法なのでは?などと、思い考えるのだ。
「遺伝子医療革命」にしても「(あまり)病気にならない暮らし」にしても、今の医療の現在地のようなものが分かり、パターナリズム的な医療を受けることは、最善の医療を受けることではない、と実感するのだ。

様々な分野の本を読むコトで、随分と視野が広がり意外なところで「点と点が結びつく」ような発想が生まれることも多い。
逆に言えば「ベストセラー」と呼ばれる本は、誰もが同じ情報ソースを持つ読書となるので、意外性はなかなか生まれてこないのでは?
だからこそ、自分で「これは!」と感じた本を、ただただ読めばよいのでは?という、気がするのだ。
もちろん、読み始めてページが進まないコトもあるはずだ。
その時は、また別の時に読めば良い。
「本を読む」ことは、一種の遊びの延長なのだから。