2日ほど前、Uberタクシーが「子ども送迎サービス」を始める、という話題を、FM番組で知った。
日経新聞:ウーバー配車、未成年も利用可能に 習い事の送迎など
Uberと言えば、Uber Eatという、いわゆる「出前」を手始めに、最近では配車なども手掛ける様になってきている。
とはいえ、Uberのドライバーはタクシードライバーとは違い、国土交通省から認可されたタクシー事業者ではない(と、認識している)。
個人的には、「配車サービスは、国土交通省から認可された事業者のタクシーに乗りたい」という気持ちの方が強い。
料金のこともあるのだが、やはり「道を知っている」という点では、タクシー事業者の方が安心できるからだ。
ただ、Uberも配車サービス事業に参入したのは、「タクシー不足を解消する」という目的で、政府が進めている「ライドシェア」事業を見据えた事業展開ということなのだと思う。
「運ぶ」という点では、人も物も同じだからだ。
人を乗せるのであれば、それ相応の安全運転が求められるので、ライドシェア事業を展開するのであれば、「ゴールド免許保有者」等の条件が必要となるだろうし、そのような条件を設けずに事業展開するのは、リスクが大きい気がする。
そのような「タクシー不足」を解消する為の「ライドシェア」であり、UberTaxiということになると思う。
その延長線に「子ども送迎サービス」があると思うのだが、この「子ども送迎Uber Taxi」の需要は高い気がしている。
それは都市部の「中学受験」の為に小学生が夜遅くまで塾で勉強することが、当たり前のようになりつつあったり、逆に地方で小・中学校の統廃合により、通学時間が伸び、部活動の帰りが遅くなる、ということが考えられるからだ。
都市部・地方関係なく「子どもの帰り時間が遅くなる傾向がある」とすれば、「Uber子どもお迎え配車サービス」の需要があると考えられるからだ。
だからと言って、Uberやライドシェアのようなサービスにまかせっきり、というのもどうなのだろう?
都市部における夜遅くまでの塾通いはともかく、地方では「地域社会が子どもたちを守る」という意識を持ち、「地域のライドシェア事業」として、地域住民主体で行う、という方法もあるのでは?
日ごろ顔を見る近所のおじさんやおばさんが、迎えに来てくれる方が利用する親も子どもも安心するような気がするのだ。
そのような「地域住民主体のライドシェアサービス」の運営ができれば、その地域全体に住む人達も増えるだろうし、新しいコミュニティーの手段となるのでは?
「Uber配車サービス」そのものは、これまでのタクシー事業者が事業展開できなかった「ニッチ」なビジネスかもしれない。
ただ、その「ニッチ」なビジネスを、地域社会で行うということがあってもよいのでは?という、ことなのだ。