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WSJの報道内容は、本当なのか?‐新型コロナウイルス発生源‐

2023-02-27 17:37:46 | 徒然

日経新聞のWebサイトを見ていたら、今更感がありながらも「本当だろうか?」と、疑問に感じる記事があった。
日経新聞:コロナ、米エネルギー省「中国研究所から流出」米報道 

この記事を読むと、ニュースの元となっているのはWSJ(WallStreetJournal)のようだ。
米国の経済紙で、権威もそれなりにあるのでフェイクニュースとは思えない。
記事をよく読むと、「確信度は低い」となっている。
気になるのは、この「中国の研究施設からの流出説」が、以前にもあったことだ。
おそらく、以前このような報道がされた時、トランプ前大統領が「新型コロナウイルス」のことを「武漢ウイルス」もしくは「チャイナウイルス」というような呼び方をしていたような記憶がある。
トランプ前大統領に関しては、任期を終えるまで一貫してその表現は、変わらなかったような印象はあるのだが…。

トランプ前大統領から現在のバイデン大統領になってからは、「新型コロナウイルス」の発生源について、言及されることは無かったような印象を持っている。
一つは、米国での「新型コロナウイルス」に対する対応の変化、ということがあるだろう。
ワクチン接種などが進み、米国の人たちがマスクを外して生活するようになると、表立った「新型コロナウイルス」に対する警戒感のようなものが、日に日に薄れていったような印象があるからだ。
もう一つあるとすれば、話題の中心が「新型コロナ」から「ロシアのウクライナ侵攻」へと代わっていった、ということもあるのでは?と、考えている。
バイデン大統領になってから、実は米国内のニュースそのものが減ってしまったというか、経済面などの報道は変わらずあるのに対して、そのほかの報道が減ったような気がしている。

だからこそ、今更?!という印象を持ってしまうのだ。
まして現在の米国と中国との関係は、微妙な感じになっている。
中国が、台湾に対して積極的行動に出るのでは?という懸念が、台湾だけではなくインドや日本を巻き込むカタチで、対中国の話し合いがされたりしている。
そのような視点で考えると、今の米国と中国の関係は「微妙」な印象なのだ。

そこに今回のような「新型コロナウイルスは中国の研究所から流出した」という報道が出てしまうと、微妙な米中関係がより微妙になってしまうのでは?という、ことなのだ。
そのような状況を踏まえて上で、エネルギー省がおkのような発表をした、ということは、何を表しているのだろう?
「所詮風邪ウイルスなのだから」という軽い意識で、WSJが記事を出したとは思えないからだ。



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