Yahoo!のトピックスにも取り上げられていたので、ご存じの方も多いと思うのだが、「自民党パーティー券裏金」問題で、新たなパーティー券手法があったようだ。
中日スポーツ: 「架空パーティー。すごいの来た」西村康稔経産相に”文春砲”10人足らずの茶話会で儲けは1回数百万・・・
中日スポーツのタイトルは、もっと長いのだが割愛をさせていただいた。
「架空パーティー」の実態は、経済産業省の官僚10名あまりを動員し、講師の話を聞く、という内容だったらしい。
それで1回につき数百万集めることができる、ということは、物凄い集客力だ。
しかも、動員をしているのは経済産業省の官僚。企業からの参加者の人数は?となると「・・・???」ということらしい。
パーティー券1枚2万円ということなので、集まった金額から言えば200人以上は集まった、という計算になる。
しかし使われた会場は、10人程度しか入れないホテルの会議室。
この記事から読み解くと、どうやらパーティー券を購入した企業からの参加者は誰一人としていない。
ホテルの会議室を借りるにあたり、経済産業省の官僚に動員をかけ、ランチと称してサンドウィッチのような軽食を提供した、ということのようだ。
講師として呼ばれた人物はいたのだろうか?
当然、省外から講師を読んでいると思うので、経費上では講師代も支払われている、ということになると思う。
まず、経済産業省に勤めている人は「国家公務員」なので、いくら大臣だからと言っても、私的目的で動員させることは、法的に問題はないのだろうか?
昼休憩にホテルの会議室で、ランチと称してサンドウィッチと飲み物を提供した、ということだろうか?
ホテルランチの2万円のサンドウィッチは、一体どんなお味だったのだろう?
例え「卵サンド」のような、一般的なサンドウィッチだったとしても、使われた素材はさぞ「超」が付くほどの高級食材だったことだろう。
西村大臣と言えば、安倍政権下で「新型コロナ対策」の担当大臣として、活躍をされていたという印象しかない。
活躍というよりも、「大臣マスク」と呼ばれた「奥様手作りの布製マスク」を愛用されていた、という印象の方が強い。
当時は、「新型コロナ」という正体が判明しないウイルスとの闘いの真っ最中だったこともあり、政治そのものも停滞していた時期だったような記憶がある。
そのような社会状況の中で、連日報道され、答弁などもそれなりにされていた、という記憶があったので、裏でこのようなことをしていたのだと知ると、そのギャップが大きい分有権者が持つネガティブなイメージは大きく下がっているだろう。
議員さんたちは、複数の「政策勉強会」に所属している様だが、勉強すべき人物はパーティー券を買ってくれる企業ではなく、政治家本人と政策秘書さんなのでは?
そのような「政策勉強会」そのものの見直しも、急務なきがする。
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