きのう7日(日)の天河戦、石橋幸緒女流四段と船戸陽子女流二段の挑戦者決定戦は、石橋女流四段の快勝。おめでとうございます。
序盤、船戸女流二段の☗4五同銀が、いささか元気がよすぎたか。しかし両者とも持ち味の出た若々しい将棋で、観ていておもしろかった。
石橋女流四段は、中井広恵天河との3番勝負でも、いい将棋を見せてください。
5日のLPSA金曜サロン、昼は中倉彰子女流初段、夜は石橋女流四段の担当だった。
マンデーレッスンは分からぬが、金曜サロンは訪れる会員も多くなり、指導女流棋士の負担も大きくなった。平日にもかかわらず、今年に入ってからも毎週20人前後の会員が訪れている。ネット将棋の隆盛で将棋道場の棋客が減少している中、サロン会員の数が着実に伸びていることを、喜ばしいと考えるべきであろう。2007年7月の開講から2年半、やっと「LPSA金曜サロン」の存在も認知されたようである。
なおLPSAホームページから「金曜サロン」をたどると、いまも中倉女流初段と島井咲緒里女流初段の動画メッセージが観られる。
金曜サロンはこの日も会員が多く、時間の関係で中倉女流初段との指導対局は見送りとなった。残念だが、ご尊顔を拝見するだけでよしとする。
ひとつ余計なことを書くと、中倉女流初段は、指導対局で真剣に考えすぎる傾向がある。それは教えられる側にとってありがたいことなのだが、あれだけ根をつめて考えてしまうと、体力がもたないのではないか。
これはご本人の真面目さゆえであろうが、「ここはこんなもんでいいでしょう」と、軽い気持ちで指しても構わないと思う。
夕方の実戦大盤解説は今回もなし。指導対局の間の大盤解説は「ちょっと一息」というリラックスタイムでもあるので、度重なる休止は残念である。
4時30分のちょっと前に、石橋女流四段がお越しになる。駒込サロンは夜の客が多いため、夜担当の女流棋士は負担が大きい。通常は4面指しだが、6面指しになることも少なくない。
金曜サロンには一時期、近所の高校の将棋部員も遊びに来たことがあり、私も上手を持って、2面指しをしたことがある。しかしそこはアマチュアの悲しさ、交互に局面を見ることについていけず、将棋はメロメロだった。2局ぶん以上の疲労感が残ったことを覚えている。
これを金曜サロンの女流棋士は、4面指しや6面指しで、4時間以上もぶっ通しで行っているのだ。必然的に読みも甘くなるわけで、指導時の女流棋士は、大駒1枚は弱くなっていると思う。
石橋女流四段は、いつものように明るく、元気いっぱいだった。石橋女流四段も中井天河同様、多忙な毎日を送っているはずだが、疲れたそぶりは見せない。いつもヒマなのに疲れた顔をしている私には、石橋女流四段がまぶしく見える。この日も明るい笑顔で、ギラギラと輝いていた。
ただし――。ここからが微妙なところなのだが、将棋も強く、つねにファンを第一に考え、普及にも精力的に活動しているからといって、それが私の「女流棋士ファンランキング」に反映するわけではない。今月「改訂版」を発表するが、その順位に大した意味はない。どのような結果になろうとも、深刻に考えず、笑って許していただきたい。
序盤、船戸女流二段の☗4五同銀が、いささか元気がよすぎたか。しかし両者とも持ち味の出た若々しい将棋で、観ていておもしろかった。
石橋女流四段は、中井広恵天河との3番勝負でも、いい将棋を見せてください。
5日のLPSA金曜サロン、昼は中倉彰子女流初段、夜は石橋女流四段の担当だった。
マンデーレッスンは分からぬが、金曜サロンは訪れる会員も多くなり、指導女流棋士の負担も大きくなった。平日にもかかわらず、今年に入ってからも毎週20人前後の会員が訪れている。ネット将棋の隆盛で将棋道場の棋客が減少している中、サロン会員の数が着実に伸びていることを、喜ばしいと考えるべきであろう。2007年7月の開講から2年半、やっと「LPSA金曜サロン」の存在も認知されたようである。
なおLPSAホームページから「金曜サロン」をたどると、いまも中倉女流初段と島井咲緒里女流初段の動画メッセージが観られる。
金曜サロンはこの日も会員が多く、時間の関係で中倉女流初段との指導対局は見送りとなった。残念だが、ご尊顔を拝見するだけでよしとする。
ひとつ余計なことを書くと、中倉女流初段は、指導対局で真剣に考えすぎる傾向がある。それは教えられる側にとってありがたいことなのだが、あれだけ根をつめて考えてしまうと、体力がもたないのではないか。
これはご本人の真面目さゆえであろうが、「ここはこんなもんでいいでしょう」と、軽い気持ちで指しても構わないと思う。
夕方の実戦大盤解説は今回もなし。指導対局の間の大盤解説は「ちょっと一息」というリラックスタイムでもあるので、度重なる休止は残念である。
4時30分のちょっと前に、石橋女流四段がお越しになる。駒込サロンは夜の客が多いため、夜担当の女流棋士は負担が大きい。通常は4面指しだが、6面指しになることも少なくない。
金曜サロンには一時期、近所の高校の将棋部員も遊びに来たことがあり、私も上手を持って、2面指しをしたことがある。しかしそこはアマチュアの悲しさ、交互に局面を見ることについていけず、将棋はメロメロだった。2局ぶん以上の疲労感が残ったことを覚えている。
これを金曜サロンの女流棋士は、4面指しや6面指しで、4時間以上もぶっ通しで行っているのだ。必然的に読みも甘くなるわけで、指導時の女流棋士は、大駒1枚は弱くなっていると思う。
石橋女流四段は、いつものように明るく、元気いっぱいだった。石橋女流四段も中井天河同様、多忙な毎日を送っているはずだが、疲れたそぶりは見せない。いつもヒマなのに疲れた顔をしている私には、石橋女流四段がまぶしく見える。この日も明るい笑顔で、ギラギラと輝いていた。
ただし――。ここからが微妙なところなのだが、将棋も強く、つねにファンを第一に考え、普及にも精力的に活動しているからといって、それが私の「女流棋士ファンランキング」に反映するわけではない。今月「改訂版」を発表するが、その順位に大した意味はない。どのような結果になろうとも、深刻に考えず、笑って許していただきたい。