一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

10数年ぶりの発見

2010-02-23 00:44:08 | プライベート
今日は将棋と全然関係のないことを書きます。不快に感じる方もおられるはずですので、とくにLPSAの女流棋士は、読むのを控えられることをお勧めします。

21日(日)は夕方から、ゴミ屋敷と化している自室の整理をした。といっても、たまった雑誌を処分するだけである。
私は本に愛着を持ってしまうタイプで、読み終わった雑誌を捨てることができない。雑誌ですらそうだから書籍の類はそれ以上で、こちらはほとんど捨てたためしがない。しっかり製本されているし、捨てるのに忍びないのだ。
ごくごく一時期、古本屋へ売ったこともあったが、苦労して持っていったわりにはスズメの涙ほどのおカネにしかならず、バカバカしくなって売るのをやめた。
雑誌のほうは、固い本はほとんど読まない。マンガの充実度で選べば「ビッグコミック」「ビッグコミックオリジナル」「スーパージャンプ」。グラビアで選ぶならば、「週刊プレイボーイ」「週刊ヤングジャンプ」「週刊ヤングマガジン」が主流である。「ヤングチャンピオン」もいい。
もっともプレイボーイは気に入った記事は2つ3つしかないし、ヤンジャンやヤンマガも面白いマンガはほとんどないので、グラビアアイドル専用誌にせざるを得ないのだ。
冒頭で述べたように、雑誌を捨てるのにも躊躇するから、グラビアアイドルで気に入った子があると、切り抜いて保存する。いや逆だ。切り抜いて保存しておきたい子がグラビア(表紙)に登場したときに、その雑誌を買うのだ。
だから雑誌を処分するのに時間がかかる。中をパラパラ見始めると、オッ、このショットは…。うわっ、こんな格好をしてたんだ…などと唸って作業が滞り始め、たちまち時間が過ぎてゆく。
こうして1冊1冊丹念に仕分けしていくのだが、何冊かすぎると、かなりの頻度で出てくるグラビアアイドルがいるのに気がついた。
杉本有美である。
また彼女が表紙だ、またそうだ、といくらでも出てくる。彼女はキュートだが色気もあり、かつダイナマイトバディである。表紙だけを見てつい買ってしまうこともよくあったが、しかしこんなに数が上っているとは思わなかった。
次に多かったのが磯山さやかと思う。彼女は「水戸黄門」にレギュラー出演を果たしながら、その後もグラビアアイドルを卒業することなく、最近ではセクシー写真集も出した。そのグラドル魂には敬意を表する。
山本梓もけっこうな数があった。しかし山本梓は、お下劣な記事の多い、写真月刊誌のグラビアを飾るものが多かった。彼女はそれほど胸は大きくないが、底抜けに明るい笑顔が魅力だ。
新人で頻度が高いのは、日本テレビ系「ぐるナイ!」の「ゴチになります!11」で、今年からレギュラーメンバーとなった佐々木希だった。彼女は生粋の日本人だと思うが、フランス人とのハーフと見紛うような気高さ、美しさがある。いまはまだビキニで登場しているが、彼女の場合、売れ出すとグラビアから引退しそうな雰囲気がある。いや正確に言うと、水着のグラビアを封印しそうな気がする。
彼女の水着を拝むなら、いまだろう。
さらに最近メキメキと頭角を現してきたのが、中島愛里である。文字どおりの愛くるしい笑顔と日本人好みのスタイルは、グラビアアイドルの条件を十分に満たしている。
しかし彼女の本当の魅力は、見る角度や表情によって、ほかのグラビアアイドルを想起させることにある。目をトロンとさせて唇をちょっととがらせると、乙葉そっくりになる。にっこり笑えば杉本有美に見える。うつむき加減でキッと睨むと、元C.C.ガールズの藤森夕子に見える。
まさに変幻自在で、彼女を撮るカメラマンは、さぞかし撮影のしがいがあるだろうと想像する。
とにかく彼女は、私が今年一番に押すグラビアアイドルである。ぜひ注目していただきたい。

実はここからが本題。
私は雑誌の仕分けとともに、旅先でもらったパンフレットやどうでもいいレシート、紙くず同然のダイレクトメールなども取っておいてしまうので、それらもゴミ袋にほうりこむ。
ところが今回はいつもと違った。白いビニール袋があったので、中を覗く。それは旅先でもらったと思われるパンフレットだった。しかしこれ、いままで見た記憶が全くないのだ。袋から取り出して、パラパラ見てみる。
すると、パンフレットの間から、システム手帳から切り取ったと思しき、1枚の紙片が出てきた。綺麗な文字で、「――郁子」としたためてある。こ、これは……!!
私はいまから22年前の秋に東北地方を旅行していたとき、秋田県角館でたまたま声を掛けた女性に、一目惚れをしてしまった。そのとき彼女の写真を撮らせていただいたので、写真を送りますと言ったところ、彼女がシステム手帳に住所と名前を書き、それを私にくれたのだ。
その紙片が、まさにこれだったのである。
それは最初、机の抽斗に入れた。しかし何年か経って探したらどうしても見つからず、なにかの拍子にゴミと一緒に捨てたものと思っていたのだ。
彼女はいまでも私の記憶に残っているひとで、この紙片は貴重な思い出の品だった。それを紛失してしまったのだから、当時の私の落胆といったらなかった。
ところがそれが10数年ぶりに、ひょんなことから私の目の前に出てきたのだ。当時もらったパンフレットの中に挟んだのを、忘れていたのだろう。
あらためてその字を眺めてみる。
郵便番号から書き始め、秋田県仙北郡角館町…と、綺麗な文字で記されてある。郁子の「子」のハネが大きい記憶があったが、やはりハネは大きい。懐かしい。
角館での記憶はいまも鮮明だ。しかし鮮明ゆえに、夢であってほしいと願うことさえあった。だがいまここに、彼女と会ったことを示す証が出てきてしまった。私は確かに、郁子さんと会った。そして話したのだ。
やはりあれは夢ではなかった。あれは本当に、私の身に起こった出来事だったのだ。
平成22年2月22日、午前3時すぎのことだった。私はその場で硬直し、動くことができなった。
コメント (9)
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