一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

追憶のジョナ研(前編)・ぐぶりーさびら、Ayakoさん

2012-04-16 00:14:33 | ジョナ研
13日の金曜日は、ジョナ研があった。きょう(13日)のLPSA芝浦サロンは中倉彰子女流初段・宏美女流二段の担当で、久しぶりに宏美女流二段に教えてもらおうと思ったのだが、アブハチ取らずになる可能性もあり、今回はジョナ研一本に絞ることにした。
最近ブクブクと太ってしまったので、すこしでもカロリーを消費すべく、ジョナサン駒込店まで徒歩で向かう。5月の合宿まで1か月あまり。すこしでも痩せなければいけない。
駒込に近づくにつれ、LPSA金曜サロンでのことが思い出された。金曜サロンは、当初は夜のみの参加だったが、何の巡り合わせか、仕事がヒマになって、明るいうちに訪れることができるようになった。仕事がなくなって嘆かわしいことなのに、私はこれ幸いと駒込通いに精を出したのである。人間失格である。
駒込サロンは1階のインターフォンで来席を告げる。すると植山悦行手合い係が出て、来ましたネ、という口調で「はい」と返してくれた。
私は入室すると植山手合い係の横に座り、しばし世間話を楽しんだ。これが何とも言えぬいい時間だった。その向こうでは担当の女流棋士が指導対局を行っている。実にいい絵だ。
そしてサロン後の食事会。植山手合い係を囲んでの食事は楽しかった。ウェイトレスにはAyakoさんの穏やかな笑顔。
私のいままでの人生は波乱万丈、苦難の連続だったが、植山手合い係がいらしたこの時期は、私にとって最も安寧なひとときで、宝物のような思い出となった。

午後6時40分にジョナサンに入ると、Hon氏が先着していた。Hon氏はふだん仕事で忙しいはずだが、ジョナ研の出席率は高い。
しばし将棋談議をしていると、W氏が現われた。事前のリサーチでは、きょうの参加は微妙とのことだったが、堂々の参加である。ただし芝浦サロンには不参加だった。パソコンがぶっ壊れ、その修復に時間を費やしてしまったという。彰子女流初段ファンのW氏、さぞ残念だったろう。
7時になり、珍しくWパパが来店した。W氏とWパパは同じ名字だが、大野教室のAkiちゃん・Hanaちゃん姉妹のお父さんがWパパである。
以前もこのブログに登場した、坂東香菜子女流2級似のウェイトレスさんが来る。名札を見ると、「Obata」(実際は漢字表記)とあり、そのObataさんにW氏が、何事か聞いている。
そのやりとりを聞いてビックリした。何と、Ayakoさんのことを聞いているのだ。
と、そのAyakoさん、2月に突然店を辞め、沖縄に帰ってしまったという。
ナ、ナニイイイイ!? それはないだろう、それは!!
金曜サロンのころから、私たちは毎週、Ayakoさんの笑顔に接していた。それはジョナ研に変わっても、そうだった。
しかし最近Ayakoさんの姿が見えず、私は別の日に働いていると思った。そう思おうとしたのだ。店は辞めていると覚悟していたのに、その事実を知るのが怖くて、確認するのがためらわれていた。事実を知らなければ、まだAyakoさんは、ジョナサンで働いていることになるからだ。
それなのに、W氏はそれを確認してしまった。W氏は、ハッキリさせといたほうがいいだろ、といった。いかにもW氏らしいと思う。
だけど私は、知りたくなかった。金曜意外に、Ayakoさんが働いていてほしかった。
しかしAyakoさん、沖縄に帰っちゃうとは…。都会の生活が、水に合わなかったのだろうか。
こうなってみると、昨年の10月にAyakoさんと飲みに行けなかったことが悔やまれる。一度でいいから、沖縄談議を楽しみたかったと思う。
Ayakoさんにお世話になって、3年ぐらいになるのか。けっこう長い時間だった。あなたはたしかに、ジョナ研のマドンナでした。Ayakoさんのことは忘れないよ。いままで、本当にありがとうございました。ぐぶりーさびら(さようなら)、Ayakoさん。
(つづく)
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする