一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

連休前のジョナ研(前編)

2012-04-29 00:11:30 | ジョナ研
27日(金)は今月2回目のジョナ研があった。小雨の振る中、駒込に向かう。
午後6時50分、ジョナサン入り。先客はR氏、Hon氏のふたりだった。R氏は久しぶりである。私はキャンペーンメニューを頼んだ。
先日名人戦第2局が行われたが、R氏は「ニコニコ動画」を観て、山口恵梨子女流初段のハジケぶりに感心したという。一遍にファンになったらしい。
室谷由紀ちゃんが登場してから、私の中で恵梨子女流初段のファン度が若干落ちたが、そんな逸話を聞かされると、私もいま一度恵梨子女流初段を注目してみようかという気になる。
R氏はすでに食事済み。Hon氏も食事を摂り終わって、ウェイトレスさんが食器を下げた。と、早速Hon氏が「じゃあ横歩取りの将棋を並べますか」と、布盤と駒を拡げ始めた。
時刻はまだ7時を回ったばかりである。「エエッ!? もう!?」と、私は驚きを隠せない。きょうは将棋盤が出るのが早くないか?
ふたりとも最近、横歩取りの将棋を勉強しているらしい。題材はきのう指された棋聖戦挑戦者決定戦・深浦康市九段VS中村太地五段戦であった。中村五段が快勝してタイトル戦初登場を決めたのだがそれはともかく、ジョナ研のふたりの研究熱心さは尋常ではない。
「ふたりとも将棋バカだなあ…」とつぶやきつつ、気がつくと私も口を挟んでいる。もうどうしようもない。
7時10分、Is氏が現われた。さらに5分遅れてW氏も来た。
「愛ちゃんがいっぱい出てるねえ」
とHon氏がいったのはこのときだったか。LPSA芝浦サロンのことである。5月のスケジュールが発表されたが、渡部愛ツアー女子プロが4回も登場している。4月から東京在住となった愛ちゃん、LPSAでの活動が本格的になったようだ。LPSA所属唯一の10代として、愛ちゃんにかかる期待は大きい。私も機会があれば、お邪魔したい。
R氏とHon氏は実戦を始めた。戦形は当然、横歩取りである。研究の後は実戦を試みて自分のものにしようというわけだ。後手番のHon氏が△3三桂戦法から中住居に構えていた。
7時25分、Fuj氏が来た。Fuj氏は今夜の夜行バスで大阪に帰る。それまでに小1時間ほどあるので、顔を出したという。
Fuj氏は6月に行われる「大野教室&ジョナ研イベント」への参加を決めた。今回はそのイベントの行程を聞きに来た、というのが表向きの理由だが、そんなものはまだ先の話である。けっきょくFuj氏は、ジョナ研の雰囲気を味わいたくての参加だった。
そのFuj氏、先日発表された女流王座戦一次予選の対戦表をメモにしてきた。それを片手に勝敗予想を述べている。Fuj氏、ホントに将棋の話しかしない。おもな話相手は対面にいるW氏だが、W氏はそれほど将棋が好きではないので、いささか持て余し気味だ。
私が22日に大野教室に訪れたことを、Fuj氏がいたく感心している。22日は某所で、女優・比嘉愛未の写真集発売&握手会があったのだが、私が当ブログで彼女のファンと公言していたものだから、私はてっきりそちらに行くと思っていたらしい。
ところが当日、私が大野教室に顔を出したものだから、「大沢さんは女優より将棋を取るとはさすがだ!」と感心した?というわけだった。
ちょっと待ってくれ。比嘉愛未は今世紀を代表する女優で、私も大ファンであるが、スケジュールを調べて握手会に行くほど、コアではない。ましてや握手会の件など、全然知らなかった。
Fuj氏は頭の回転がよすぎるのか、早合点して独善の読みをすることがある。その矯正が今後の課題であろう。
7時50分、Kaz氏が来た。きょうはもう将棋が並べられているので、Kaz氏も満足だ。席には座らず、ふたりの実戦を眺めている。もうホントに、どいつもこいつも将棋バカばっかりだ。
すぐあとにKun氏も来た。これできょうの参加予定8人全員が揃った。連休前だというのに、なんでこんなに出席者が多いのだろう。では席の配置を記そう。

Kaz W Hon Kun Is
              壁
   Fuj R 一公
     壁

真ん中で将棋を指されているから、話が分断される。将棋は端っこでお指しください、といいたいところだが、ふたりが先着だったから、抗議はできない。
将棋はHon氏の勝ちとなった。△3三桂戦法はKun氏の裏芸だが、Kun氏のそれは玉を右に囲い、相振り飛車風の指し方になる。Kun氏も熱心に感想戦に参加していた。
ところできょうはObataさんの姿がない。見慣れぬウエイターが2人、店内をマメに歩いている。彼らには私たちが奇異に見えているだろうが、店内で将棋を指しているところは、大目に見てもらいたいと思う。
ジュースをくんで戻ってくると、W氏が将棋の本を見ている。久保利明九段の新刊で、実戦集だそう。Kun氏が購入したらしい。振り飛車党、しかも軽い捌きを得意とするKun氏とW氏には、バイブルになるだろう。W氏も購入するらしい。
ちなみに私は、将棋の単行本は買わない主義である。
今度は女流王位戦第1局、甲斐智美女流王位と里見香奈女流名人・女流王将・倉敷藤花の将棋が並べられた。
(つづく)
コメント (3)
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