夢の対決

クルマに乗って配達に行くと、あっちこっちで桜を目にする。ふだんは分からないが、花が咲いてみると、桜はいたるところにあると分かる。あれは桜だったのか。ここにも桜があったのか――。日本は桜の国だとあらためて思う。しかし11日の雨は痛かった。

日付変わって、きょう12日（木）は、女流名人位戦Ｂ級リーグ・中井広恵女流六段×室谷由紀女流初段戦が行われる。
中井女流六段のご長女と、パーフェクト室谷女流初段は同い年。つまり、親娘ほどの年齢差の対局となる。おふたりとも容姿端麗で、40代と10代、それぞれの世代の美人代表といえる。
女流名人位戦は報知新聞社が主催だが、Ｂ級の将棋は原則的に、新聞に載らない。当然観戦記者もつかないわけで、せっかくの美人同士の対局なのに、もったいないことと思う。
この将棋、絶対観たい。おカネを払うから、観戦させてほしい。観戦記書きたい。
そしてもうひとつ、本局は「私が勝手に選ぶ女流棋士ファンランキング」の１位と２位という、夢の対決でもあるのだ。
２月の第６回発表時点では、両者は実質的には、大差だった。しかし先日、まあこれは私にも問題があったのだが、ちょっと中井女流六段の評価を下げ、現在室谷女流初段との差は、僅差になっている。
よってもし今回室谷女流初段が勝てば、ランキングの首位が入れ替わるかもしれないのだ。将棋ファンには序盤の一局でも、私にとっては重要な一局なのである。
ああ、女流棋界最高のアイドル・室谷女流初段と一日向かい合わせで将棋が指せる中井女流六段がうらやましい。また、女流棋界最強のママドル・中井女流六段に真剣勝負をしてもらえる室谷女流初段も、恵まれていると思う。
本局はどちらにも勝たせたい。おふたりとも、力いっぱい、戦ってください。