中倉彰子女流初段は、先日の女流王座戦で長谷川優貴女流二段に完敗した。あの将棋を見た後だけに、彰子女流初段の勝ち抜けは期待薄だったのだが、彰子女流初段、底力を見せたようだ。
私たちジョナ研仲間で、いちばん人気がある女流棋士は、中倉彰子女流初段なのである。
3局目はMa君と。Ma君の石田流三間飛車。私が△8五歩を決めないので、Ma君も▲7六飛と浮かない。私は△5四銀と腰掛ける。Ma君は▲6八銀。この瞬間を待っていた。
私は△8五歩▲7六飛を決め、△6五銀と出る。▲同歩は8八の角を抜かれるからMa君は▲9六飛だが、△9四歩▲7七角△9五歩▲6五歩△9六歩と飛車を取れては、さすがに優勢になったと思った。
ところがその後▲6四歩△9七歩成▲2二角成△同銀▲7七桂をなってみると、次の▲6五桂跳ねが厳しく、意外とむずかしい形勢なのに驚いた。
動揺した私は△7六角▲6五角△5八角成と暴発する。最後は4三の地点を執拗に攻められて、無念の敗退となった。
もう5時近くになるが、大野教室は終わる気配がない。ただ、植山悦行七段は蕨で将棋教室があるとかで、講師のW氏を伴い、中抜けとなった。
私は誰と指そうか。美少年君は時間がない、とのことだったが、早指しなら指す時間があるという。そこで私と一局、となった。
将棋は私の先手で横歩取り。美少年君は振り飛車党だが、最近は居飛車も勉強しているようだ。▲8七歩△8五飛に、私は角を換わって▲9六角。多少は不利になっても力戦形に引きずり込む、私の十八番だ。
中盤は私の有利に進んだが、その後私に失着があり、敗勢に陥る。しかし美少年君も形勢を悲観していたようで、指し手に粘りを欠き、最後は私の勝ち。僥倖だった。
マイナビ女子オープンチャレンジマッチはいよいよ大詰めとなっている。LPSAでツアー女子プロを務める渡部愛アマは敗者復活戦を通過、7月28日に行われる一斉予選対局の参戦を決めた。
田村真理子さんは通過ならず。渡部戦の逆転負けが痛かった。
もうひとつ、大野教室の生徒である、和田はなちゃんがうれしい予選通過。女流棋士2人を破っての通過だから文句なしだ。はなちゃん、おめでとう。
時刻は6時半になっている。そこへMinamiちゃんが来た。久しぶりである。きょうは食事会のみの参加のようだが、本来ならMinamiちゃんはもっと明るいうちに来て、将棋を指さねばならない。
もう一局だけ将棋を指す。相手はSu氏。Su氏はLPSA将棋サロンのセミレギュラーでもあるが、私とは初顔合わせだ。
と思ったらSu氏から、駒込で一回指したことがあります、と言われた。私の記憶力も落ちたものだ。
将棋はSu氏の四間飛車。そして▲7五歩とこられた。大山康晴十五世名人の将棋で、たびたび見たことがある。
Su氏は▲7八金から▲7六銀。私は5筋に位を取ったが、Su氏に中飛車に転じられ、指しにくさを感じた。その後も苦戦が続いたが、Su氏が決め手を欠き、これも私の逆転勝ち。結果的にだが、▲7六銀が最後まで盤上に残ったのが、双方の明暗を分けたようである。
これできょうの対局は終了。5局指して2勝3敗はまずまずか。
植山七段が戻ってくるまで、小休止。マイナビ女子オープンの特設サイトには、勝者・渡部アマの写真がアップされている。うっすらと口紅が引かれていて、愛ちゃん、すごく綺麗になった。
本音を書けば、高校を卒業してしまい、制服を着る機会がなくなった愛ちゃんには魅力を見出せなかった。しかしなかなかどうして、愛ちゃんのいまのルックスなら、ほかのアイドル女流棋士とも堂々と渡りあえる。
大野八一雄七段に、先のMa君との将棋を見ていただく。私が相手の飛車を殺したのに、その後なすすべなく負かされたのは納得がいかなかったからだ。
大野教室は指導対局がすべてではない。自分が指した将棋の検討もしてくれる。将棋が好きな人にはそれなりに応えてくれるのが大野教室なのである。
Ma君との将棋、△9七歩成まではいいとして、▲2二角成に△同銀が疑問。当然△同玉だったという。それには▲6三角(4一金取り)がイヤだったのだが、△同金▲同歩成は先手指し切り。同じ局面を考えていても、プロとアマの見解がまるで違う。ここがプロとアマの決定的な違いなのだろう。
大野七段のケータイに、弟子のM君から電話があった。きょうは奨励会があり、M君が6級から5級に昇級したという。M君、初の「昇級」である。それは大いにめでたいが、5級はただの通過点でしかない。ここで満足せず、どんどん勝ち星を重ねてもらいたい。
食事会は7人が参加。大野七段、Fuj氏、Kub氏、Minamiちゃん、私。それに戻ってきた植山七段、W氏である。
食事のあとは駅前の喫茶店に場所を移し、歓談。内容は、7日~10日に行われる「稚内支部との将棋交流戦&食い倒れツアー」などであった。
私たちジョナ研仲間で、いちばん人気がある女流棋士は、中倉彰子女流初段なのである。
3局目はMa君と。Ma君の石田流三間飛車。私が△8五歩を決めないので、Ma君も▲7六飛と浮かない。私は△5四銀と腰掛ける。Ma君は▲6八銀。この瞬間を待っていた。
私は△8五歩▲7六飛を決め、△6五銀と出る。▲同歩は8八の角を抜かれるからMa君は▲9六飛だが、△9四歩▲7七角△9五歩▲6五歩△9六歩と飛車を取れては、さすがに優勢になったと思った。
ところがその後▲6四歩△9七歩成▲2二角成△同銀▲7七桂をなってみると、次の▲6五桂跳ねが厳しく、意外とむずかしい形勢なのに驚いた。
動揺した私は△7六角▲6五角△5八角成と暴発する。最後は4三の地点を執拗に攻められて、無念の敗退となった。
もう5時近くになるが、大野教室は終わる気配がない。ただ、植山悦行七段は蕨で将棋教室があるとかで、講師のW氏を伴い、中抜けとなった。
私は誰と指そうか。美少年君は時間がない、とのことだったが、早指しなら指す時間があるという。そこで私と一局、となった。
将棋は私の先手で横歩取り。美少年君は振り飛車党だが、最近は居飛車も勉強しているようだ。▲8七歩△8五飛に、私は角を換わって▲9六角。多少は不利になっても力戦形に引きずり込む、私の十八番だ。
中盤は私の有利に進んだが、その後私に失着があり、敗勢に陥る。しかし美少年君も形勢を悲観していたようで、指し手に粘りを欠き、最後は私の勝ち。僥倖だった。
マイナビ女子オープンチャレンジマッチはいよいよ大詰めとなっている。LPSAでツアー女子プロを務める渡部愛アマは敗者復活戦を通過、7月28日に行われる一斉予選対局の参戦を決めた。
田村真理子さんは通過ならず。渡部戦の逆転負けが痛かった。
もうひとつ、大野教室の生徒である、和田はなちゃんがうれしい予選通過。女流棋士2人を破っての通過だから文句なしだ。はなちゃん、おめでとう。
時刻は6時半になっている。そこへMinamiちゃんが来た。久しぶりである。きょうは食事会のみの参加のようだが、本来ならMinamiちゃんはもっと明るいうちに来て、将棋を指さねばならない。
もう一局だけ将棋を指す。相手はSu氏。Su氏はLPSA将棋サロンのセミレギュラーでもあるが、私とは初顔合わせだ。
と思ったらSu氏から、駒込で一回指したことがあります、と言われた。私の記憶力も落ちたものだ。
将棋はSu氏の四間飛車。そして▲7五歩とこられた。大山康晴十五世名人の将棋で、たびたび見たことがある。
Su氏は▲7八金から▲7六銀。私は5筋に位を取ったが、Su氏に中飛車に転じられ、指しにくさを感じた。その後も苦戦が続いたが、Su氏が決め手を欠き、これも私の逆転勝ち。結果的にだが、▲7六銀が最後まで盤上に残ったのが、双方の明暗を分けたようである。
これできょうの対局は終了。5局指して2勝3敗はまずまずか。
植山七段が戻ってくるまで、小休止。マイナビ女子オープンの特設サイトには、勝者・渡部アマの写真がアップされている。うっすらと口紅が引かれていて、愛ちゃん、すごく綺麗になった。
本音を書けば、高校を卒業してしまい、制服を着る機会がなくなった愛ちゃんには魅力を見出せなかった。しかしなかなかどうして、愛ちゃんのいまのルックスなら、ほかのアイドル女流棋士とも堂々と渡りあえる。
大野八一雄七段に、先のMa君との将棋を見ていただく。私が相手の飛車を殺したのに、その後なすすべなく負かされたのは納得がいかなかったからだ。
大野教室は指導対局がすべてではない。自分が指した将棋の検討もしてくれる。将棋が好きな人にはそれなりに応えてくれるのが大野教室なのである。
Ma君との将棋、△9七歩成まではいいとして、▲2二角成に△同銀が疑問。当然△同玉だったという。それには▲6三角(4一金取り)がイヤだったのだが、△同金▲同歩成は先手指し切り。同じ局面を考えていても、プロとアマの見解がまるで違う。ここがプロとアマの決定的な違いなのだろう。
大野七段のケータイに、弟子のM君から電話があった。きょうは奨励会があり、M君が6級から5級に昇級したという。M君、初の「昇級」である。それは大いにめでたいが、5級はただの通過点でしかない。ここで満足せず、どんどん勝ち星を重ねてもらいたい。
食事会は7人が参加。大野七段、Fuj氏、Kub氏、Minamiちゃん、私。それに戻ってきた植山七段、W氏である。
食事のあとは駅前の喫茶店に場所を移し、歓談。内容は、7日~10日に行われる「稚内支部との将棋交流戦&食い倒れツアー」などであった。