一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

6日の注目局2局

2015-11-06 00:28:52 | 女流棋戦
日付変わって今日6日は、注目局が2つある。
1局はマイナビ女子オープン本戦1回戦・室谷由紀女流二段VS飯野愛女流1級戦。
もう1局は、女流王位戦予選決勝・中倉宏美女流二段VS竹俣紅女流1級戦である。

女流棋界史上最高の美形・室谷女流二段はただ綺麗なだけではない。わずか4年5か月で60勝を積み上げ、快速で女流二段に昇段した実力者だ。マイナビ女子オープンでは、第4期と第7期の本戦ベスト8が最高なので、まずは本局に勝ち、自己最高タイにしたいところである。
一方の飯野女流1級は、予選決勝で高浜愛子女流3級を降した。これにて高浜女流3級は昇級を阻まれ、女流棋士生命の崖っ淵に立たされた。勝った飯野女流1級は憐憫の情に駆られる必要はさらさらないが、泣きの涙で勝ち取った勝利である。ここで負けたらその涙が無駄になってしまう。本局は飯野女流1級、絶対に勝たねばならない。
両者は振り飛車党なので、相振り飛車となるだろう。どちらも悔いのない将棋を指してもらいたい。

もう1局の宏美女流二段VS竹俣女流1級戦も面白い。今ではあまり知られていないが、2007年にLPSAが東京・新宿で設立イベントを行った時、石橋幸緒女流四段とお好み対局を行ったのが、当時小学生の竹俣女流1級だった。
あれから8年の時を経て、LPSAの代表理事と、プロになった竹俣女流1級がリーグ入りを争うとは、感慨深いものがあるではないか。
宏美女流二段は前期、リーグ3勝2敗の好成績ながら、前々期の成績まで引き合いに出されて陥落の憂き目を見た。本局は1年前のうらみを晴らすチャンスである。
そして竹俣女流1級も、リーグ入りすればその棋戦において一流の仲間入りだ。竹俣女流1級のブログは面白く、まああまり対局のことは書かないが、本局に勝てば何らかの記事を書いてくれそうである。
リーグ入りすれば、5局が保証される。公式戦の少ない女流対局で、真剣勝負が5局指せるご褒美は大きい。
両者は現在居飛車党なので、角換わり系の将棋になると思われる。熱戦を期待したい。
コメント
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