一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

11月8日の大野・植山教室(5)

2015-11-21 00:05:39 | 大野・植山教室
(18日のつづき)

第2図以下の指し手。△5三同玉▲2六角△6三玉▲5九角△6九銀▲8五桂△7一香▲1一飛
まで、一公の勝ち。

第2図で△5三同玉は▲2六角の王手竜がある。よって△7一玉と逃げるしかないが、先手は▲5四成桂と銀を取っても後退する感じで、感触が悪い。
どうするか…と苦慮していたら、Kaz氏は△5三同玉と取ってしまった。私はもちろん▲2六角と放ち、将棋が終わった。

感想戦は、Fuj氏を交えて行われた。Kaz氏が真っ先に後悔したのは途中図からの△5七金で、ここは△4三銀を考えたという。▲4三同馬なら△5六桂。以下▲6九玉△6八香▲7九玉△5九竜▲8八玉は若干難しいが、△6八香に代えて△4八桂成で後手勝ち。
またFuj氏の推奨は、途中図で△7七香だった。逃げ道封鎖の手筋で、これでも先手玉は寄り。
なお感想戦は後手玉の位置が「△6三」で行われていたため、けっこう難しかった。実際は△6二玉なので、△7一玉と深く逃げられる。これが大きく、どの変化も後手勝ちだろう。
本譜△5七金▲同銀△同桂成に私は▲7七玉と逃げたが、▲5七同玉と取る手もある。しかし以下△5九竜▲5八桂△5六香▲4六玉(都合のいい手)△4五銀打▲3五玉△3六銀成▲4四玉△5五銀打(参考図)という四銀の詰みがある。
これはFuj氏の指摘でこうはならないが、遊び駒の△1三金まで働いて、こんな手で詰まされたら血圧が昇ってしまう。どっちにしても、▲5七同玉はあぶなくて指せない。

いずれにしても、第2図で後手が△5三同玉と指さなければ、どう進んでもKaz氏が勝っていた。私は僥倖の勝利だったが、たまにはこんな勝ちがあってもいい。

7局指して、ちょっと疲れた。W氏がHan氏との対局をあててくれるが、これはリーグ戦だろうから、指したくない。Fuj氏ではないが、もう少し体調が戻ってから指したい。
そのうちOg氏が将棋を誘ってくれたので指そうとしたら、W氏に「それはないだろう」とたしなめられた。聞くとHan氏はリーグ戦に参加していないとのことで、自由対局として指すことにした。ただし私もこんな弱気では、勝てる将棋も勝てない。
将棋は後手Han氏の四間飛車穴熊に、私の玉頭位取り。穴熊相手に指したくなかったが、角道開けずの四間飛車に▲6六歩と乱戦を避けたので、必然的に持久戦になってしまった。
私は攻めたくなるところをこらえ、自陣を整備する。このあたり、我ながら慎重だ。第1図になって、居飛車十分と思った。しかしこの後、その見解が誤りだったことに気づかされる。

(つづく)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする