一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

加藤桃子女王・女流王座は、いきものがかりの吉岡聖恵に似ている。

2016-03-09 22:11:42 | 似ている
今日3月9日は、加藤桃子女王・女流王座の21歳のお誕生日。おめでとうございます!!
いや、四段を目指す身には、ひとつ齢を重ねてしまう誕生日は、悪魔の使者かもしれない。

その加藤女流二冠は、いきものがかりの吉岡聖恵(きよえ)に似ていると思う。
吉岡聖恵は1984年2月29日、神奈川県生まれの32歳。1999年、水野良樹と山下穂尊でアマチュアバンド「いきものがかり」を組み、後に吉岡聖恵がヴォーカルとして加入した。
いきものがかりは着々と活躍の場を拡げ、2006年、メジャーデビューを果たした。
2010年、NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の主題歌に「ありがとう」が起用され、シングルは20万枚の売り上げとなった。同曲を収録したアルバムは140万枚を越える大ヒットとなり、彼らの代表曲となった。
吉岡聖恵の声はよく通り、とても聴きやすい。カラオケでも彼らの曲がよく歌われているが、それも分かる。
メジャーデビューから10周年にあたる今年は、いろいろ企画を練っているようである。
加藤女流二冠と吉岡聖恵は、鼻が似ていると思う。
なお加藤女流二冠は、今売り出し中の俳優?にも似ているのだが、その紹介はまたの機会。

今期のマイナビ女子オープンは室谷由紀女流二段が挑戦者に決まり、加藤女王は最強の挑戦者を迎えたともいえる。すなわち女流棋界の歴史上、最高の人気を誇る室谷女流二段が登場したことで、将棋ファンの注目がより挑戦者に向けられるからだ。これは加藤女王としてもやりにくいに違いない。
ただ、棋士は盤の前に座れば、最善手を求めるだけである。周りの声を気にせず、対局に専念すればよい。4月からの五番勝負を楽しみにしている。
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第45回支部対抗戦埼玉県予選(1)「美人妻2人」

2016-03-09 01:01:26 | 将棋イベント
2月26日(金)、宴会将棋の帰りにスマホを見ると、大野八一雄七段から電話が入っていた。
電車内だが、私は大野七段に連絡してみた。内容は、28日(日)に埼玉県で行われる「支部対抗戦埼玉県予選」への、参加依頼だった。
私は昨年参加したがひどい成績で、今年は参加する気はなかった。もっともHon氏には、27日までに欠員が出たら、代打で出てもいいということは伝えていたが。
今回大野七段は控え選手としての依頼で、当日の参戦の保証はなかった。それなら…と私も快諾したのだった。

28日午前9時50分、会場最寄り駅の北浦和駅改札口で待ち合わせ。
定刻の少し前に着くと、あらかたメンバーが揃っていた。といっても今回はFuj氏が休みなので、確認役がいない。
大野七段では心もとなく、とにかく会場へ行きましょうと、みんなでゾロゾロ向かった。
会場は昨年と同じ北浦和ターミナルビル内の「カルタスホール」。ドアを開けると多くの選手がおり、圧倒された。
今回「川口大野・植山教室」は、団体戦は5チーム15人の参加。個人戦参加も若干名いるようだ。
私は団体戦に出場することになった。まあ、やっぱりそうなるであろう。所属はCチームで、Kun氏・Hat氏がメンバーだった。順番決めがややこしいが、大野七段に決めてもらい、大将・Hat氏、副将・Kun氏、三将が私となった。
「大沢さんは1局目がカギだから、気楽なところで戦ってもらいましょう」
と大野七段の弁だった。
テーブルには将棋盤が2面載っている。つまり大将と副将は同じテーブルで、三将が隣のテーブルとなる。私はほかの戦況を見たいタイプなので、この配置は不満だ。
マスク姿の美人が私に挨拶に来る。何とU君のお母さんだった。お父さんは何度か見たかもしれないが、お母さんは初対面だ。お母さんは、「いつもSionがお世話になってますぅ」とにこやかに言う。私のメンは割れてないはずだが…と怪訝に思うも、私もいえいえ、と返す。
「大沢さんは何番目ですか?」
「私は三将です」
「あらあ、Sionも三将です。じゃあ当たるといいですね。ウフフフ」
私は昨年U君と当たり、激戦のすえ負かされた。これがなかなかの名局で、U君の会心譜だった。今年は雪辱したいが、当たるかどうか。
お母さんはマスクをしているのがアレだが、目元は謎の美女・祥子に似ていて、魅力的なひとだった。しかし人妻なのが惜しい。
Koh君母子も見た。Koh君も川口大野・植山教室から参戦するのだろうか。
Koh君ママを改めて鑑賞するが、たしかに室谷由紀女流二段に似ている。ただし芸能人で、もっと似ている人がいそうだ。私のアンテナがそう伝えるが、まだピンとこない。
さて、そろそろ対局である。私たちは所定の席に座る。開会に先立ち、小島一宏氏の挨拶。団体戦は20チームの参加らしい。
私はバッグから扇子を出した。家でたまたま手に取ったそれは藤森奈津子女流四段の直筆で、「月香花影」と揮毫してある。対局中に私がこの扇子を開いたら、「勝利宣言」となる。
偶数先となり、私は後手で対局開始。相手の四間飛車に私は急戦を目論んだが、なぜか△5五歩と突いた。
相手は▲5六銀と歩頭に出る。これを△同歩なら▲2二角成△同玉▲5五角の王手飛車でゲームセット。私は△5四銀と立ったが、相手は▲4五銀とぶつけてくる。私は△同銀よりないが、手順に▲同歩と伸ばされて、おもしろくないことになった。
私が△5四銀と打って△5五歩を支えると、相手は▲6四歩△同歩▲同飛。私は△6三金と上がるよりないが、この形が存外よく、満更でもない形勢になった。

第1図以下の指し手。△7三桂▲8八飛△8六歩▲同歩△6五銀▲5五角△同角▲同銀△2二角▲5六歩△7六銀▲4四歩△同歩▲4五歩△5四歩▲4四銀△6二銀▲7七歩△6七銀成▲6一角
△4三歩▲8五歩△4四歩▲8四歩△4五歩▲8三歩成△8一飛▲3四角成△4三銀▲3五馬△6五桂▲8二と△4一飛▲7二と△4四角▲同馬△同銀▲6二と△同金▲8二飛成
△5三金右(第2図)

第1図で私は△6五銀と出たかったが、△7三桂と一手ためた。しかし相手に▲8八飛と備えられ、おもしろくなかった。やはりすぐに△6五銀と行くべきだった。
私は△8六歩を入れて△6五銀。以下先手の銀を召し捕って指せるのではないかと思った。
が、相手にズンズン8筋の歩を進められてみると、銀得ぐらいでは合わないことに焦りを覚えた。
▲6二とで駒損を回復され、飛車を成られた。それでも△5三金右と締まってまだ指せると見ていたのだが…。

第2図以下の指し手。▲4三歩△同金右▲5二銀△同金▲同竜△4二銀▲3四金△同金▲4三角△3三玉▲3四角成△同玉▲4一竜△3一金▲3二飛(投了図)
まで、相手の勝ち。

▲4三歩が痛打。私は△同金右だが、▲5二銀以下、教科書のような寄せに土俵を割った。第2図でまだまだなんてとんでもない。すでに将棋は終わっていたのだ。ただ、▲4三歩にはまだしも△同玉だった。

戻って、第1図ではやはり△6五銀と出るべきだった。また△8六歩の突き捨ても余計。これがなければ飛車先の逆襲もなかった。
もっとも△8六歩▲同歩の交換がなければ、先手も後に▲4八飛としたかもしれないし、この辺りは結果論ともいえる。
また私が一番手で終わり、ほかの戦況を見る。Kun氏は負け、Hat氏は勝ち。すなわちチームは負けで、これで今回の優勝がなくなった。
私がしっかり指していれば…。あたりがどんよりとした空気になった。
(つづく)
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