一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

「将棋ペン倶楽部」2016年春・第65号

2016-03-30 00:07:01 | 将棋ペンクラブ
今月中旬、「将棋ペン倶楽部」2016年春・第65号が発行された。今日はその紹介をする。

●表紙 中原周作

●新春対談 渡部愛女流初段×木村晋介将棋ペンクラブ会長…P3~12
(女流)棋士のロングインタビューは「将棋世界」でもなかなかない。しかも渡部女流初段はLPSA所属だから、今回のそれはさらに貴重だ。木村会長のリードで渡部女流初段の人となりがくっきりと浮かび上がり、楽しい読み物となっている。

●頭脳スポーツ三種競技 中林速雄(元NHKアナウンサー)…P13~16
三重県菰野町では、平成24年から将棋イベントを行っている。昨年の第4回は囲碁、チェスも加わって、多彩な催しとなった。それを中心にレポートしている。

●将棋川柳 ゲゲゲのきたろう(中野隆義)…P17~18
今回は8句を掲載。

●米長哲学の真意 大沢一公…P19~21
久しぶりに投稿した。私は、ブログは無料のテレビ、紙媒体は有料の映画と考えている。無料のブログは軽く書いているが、有料の本誌にはやっぱり、チカラを入れて書くことになる。読者がおカネを出して読んでくれるから、こちらも無様な投稿はできないのだ。今回は書いている途中で結論が変わったりして、脱稿までとても苦労した。

●ペコチャンの将棋 土井圭子…P21~22
○○○のペコチャンの目から見た、ある夫婦の将棋。

●詰将棋五手詰難問集2 前田知弘…P23~29
古今東西の詰将棋から、選りすぐりの5手詰を届ける。

●ペンクラブ幹事一年生 福岡美恵子…P30~31
福岡さんは文章が抜群にうまく、軽い嫉妬を覚える。投稿原稿は大なり小なり編集部のアカが入るが、福岡さんの原稿はノーチェックだったのではないか。次回も何か書いてほしい。

●小説 晴天の稲妻―ジャンジャン横丁異聞― 水野保…P32~46
正味15ページの大作。大阪新世界・ジャンジャン横丁界隈にある将棋道場に通う、安田一郎をめぐる人間模様。

●或る仇討ち 平山尚彦…P47
文化十四年十二月二十日の夜に起こった、ある仇討ちの話。これから話がおもしろくなる、というところで何とオワリ。驚愕の1ページ小説であった。

●山梨将棋所と山梨県立文学館めぐり 榊原智…P48~49
山梨県在住のアマ強豪が経営する将棋道場と、山梨県の文学館を訪ねる。素材はおもしろいのに惜しむらくは分量が少なすぎる。もったいない。

●将棋道場日誌2 手島武雄…P49~50
文章が分かりづらい。文章を書く時、当人は状況が分かっているから、つい物事を省略して書いてしまう。しかしそれでは読者に不親切である。もっと文章を練ってほしかった。

●将棋書籍リスト…P52~54
2015年4月以降に発行された書籍を記している。

●将棋ペンクラブ大賞歴代受賞者一覧…P55~64

●出版記念詰将棋…P64

●会員の声…P66~67
会費入金の振替用紙に書かれたコメントを紹介している。

●オレたち将棋んゾンビ17 バトルロイヤル風間…P68~69
未掲載ネタ3本を掲載。

●編集日記 湯川博士…P72
これがおもしろい。
コメント (2)
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