一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

人生五十年

2016-03-18 23:27:47 | プライベート
昨日は年に1回の区の検診。胃、肺、大腸に加え、今年は節目の年齢ということで、歯周病の検査もある。
前夜9時から食物を摂らず、朝、がんセンターに行った。
まずはセルフで血圧を測る。上が153、下が111で、ちょっと高いなと思った。
私は左上の奥歯が慢性的に痛み、前夜(というか17日朝)も午前5時に目が覚めた。
あのストレスと寝不足で、だいぶ数値が上がったのではないか…。
検診の前にまず問診である。小部屋に入り、女性担当者の向かいに座る。まず、彼女が血圧の高さに言及した。問診票には耳鳴りや逆流性胃炎で通院中と書いたので、担当者も警戒しているのだ。
さっき私が見たしおりには、「逆流性胃炎の方はバリウムを飲めません」と書いてあったが、早くも不穏な空気である。
「今日の検診は、(内科医の)医者に話しましたか?」
「いや、正確には話してないですけど、でも、先生も分かっていると思います」
「…胃の調子はどうですか?」
「薬は飲んでますけど、今もオエッとなることはあります」
「……」
「あ、あの、あの管になってるあれ、何ですか、そう胃カメラを飲みまして…」
「それはいつですか?」
「い、いつだったかな、昨年の5月だったかな」
「胃カメラなら、バリウムを飲むよりいいんですけどね」
去年胃カメラで調べたんなら、今年バリウムで調べなくてもいいでしょう、と言わんばかりだ。
担当者は険しい顔で、もう一度血圧を測らせてくださいと言った。
すると今度は、上が174、下が113となった。
げえぇっ! さっきより上がっている…!! 厳しい取り調べに遭い、さらに血圧が上がってしまった。
「これでは…。血圧を下ろしてから、もう1回来てください」
いや参った。
私はバリウムはイヤだが、こうして回避されると、私がバリウムから逃げたように思えて、情けなくなってくる。
それに私は、勘違いを2つしていた。私の病は「逆流性食道炎」。といっても軽微なものだ。また胃カメラを飲んだのも一昨年の5月だった。これを正確に伝えていたら、また違った判断になったかもしれない。
気を取り直して、歯周病の検診に向かう。
検診の前に、また若手女性による問診。私は左上の奥歯のことを話したが、右上6番の歯根の痛みや、左下7番の神経の痛みは、しゃべる機会がなかった。これらはどちらも昨年にさんざん治療したもので、そこが痛むのだからどうしようもない。
かかりつけの歯医者はヤブではないが、どうも経過がよくない。
口腔内を調べる歯科衛生士は、品のよさそうなオバチャンだった。
歯茎はまあまあだったが、やはり左上奥歯は抜いたほうがいいでしょうと言われた。
そのほか、右下4番の歯に変色が認められる、左下4番に虫歯あり、左下7番の歯茎に変色を認める、とのことだった。
検診を終え、最初の女性から再び話。
「虫歯や歯周病は放っておくと、菌が全身を駆け巡って、○○病や○○病になる恐れがあることが分かってきました」
と恐ろしいことを言った。
以上を勘案すると、私はやはり歯医者に通わねばならないらしい。憂鬱だ…。

帰宅後、かかりつけの内科医に行って事情を話す。
血圧を低くする薬を処方してもらい、1週間服用後にもう1度血圧を測り、それで低くなっていれば、バリウム可能、という結論となった。
何だかずいぶん面倒なことになってしまった。


というわけで、今日は私の誕生日である。
この歳になると誕生日なんかうれしくも何ともなく、来ないほうがよい。しかも今年は、何度目かの大台に乗ってしまったのだ。
7年前の3月、LPSA駒込サロンの帰りにジョナサン駒込店へ入った際、同席していた大野八一雄七段が翌日50歳の誕生日で、カウントダウンをした。
その時大野七段が、この世の終わりのような悲痛な声を出していたが、今自分がその立場になってみると、あの時の大野七段の嘆きが手に取るように分かる。
とにかく、これからの1年1年は、勝負だな。
コメント (2)
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