一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

将棋ペン倶楽部 2016年秋 第66号

2016-09-07 20:41:03 | 将棋ペンクラブ
先日、「将棋ペン倶楽部」第66号・2016年秋号が自宅に届いた。今日はその紹介をする。

●第28回将棋ペンクラブ大賞…P2~P69
・将棋ペンクラブ大賞選考会(P4~P16)
最終選考委員は、木村晋介将棋ペンクラブ会長、西上心太氏(文芸評論家)、所司和晴七段。二次選考委員とは一味違った視点で評論している。
・受賞のことば(P18~P29)
これが意外におもしろい。さすがに文章の達人だけのことはある。
・受賞作紹介(P30~P52)
あらためて読むと、やっぱりおもしろい。
・推薦作ひとこと集(P53~P59)
私のコメントも採用されている。
・歴代受賞者一覧(P60~P69)

●将棋狂の詩1 マグロ名人戦物語 美馬和夫…P70~P78
アマ強豪・美馬和夫氏の新連載。今回はマグロ名人戦を取り上げる。美馬氏は晩年の「週刊将棋」に連載を持っていて、その文才は折り紙つき。本稿もサラサラ読める。
なお、冒頭のタイトルは、水島新司「野球狂の詩」へのリスペクトと思われる。

●棋界の端から1 かがさやか…P80~P81
かがさん久しぶりの連載。おもしろかったが、2頁では少ない。4頁ほしい。
なお、文中の「NHK」の文字が90度横で記されていた。これは文字を全角にすれば解決する。編集部はここを修正の必要なし、と判断したようだ。

●関東交流会レポート 石川和彦…P82~P83
筆者は長崎県在住。文中にさらっと書かれた東京論が印象に残った。

●将ペン駒落ち道場・鬼モードの二枚落 和田伸一郎…P84~P88
駒落ち道場の自戦記は久しぶり。6月での関東交流会で、上野裕和五段に「鬼モード」で教わった一局を記している。途中に次の一手を挟み、読ませる工夫をしている。
ただ、末尾に上野五段のプロフィールを紹介したのがどうだったか。いやそれはいいのだが、文中に織り込むこともできたと思う。

●将棋川柳 ゲゲゲのきたろう…P89
今回は5句を掲載。

●ねんりんピック京都府大会始末記―長崎行きをかけて― 水野保…P90~P93
4月10日の京都府予選の模様を記す。長崎行きの切符は3枚。筆者は手にすることができただろうか。
大会特有の緊張感が活写されていた。

●将棋の駒のはなし 田口計介…P94~P98
将棋ペン倶楽部ならではの論文である。

●青森県でふれあい将棋旅 榊原智…P98~P99
優に4頁は書けそうな題材を1頁ちょっとでまとめるのは、筆者のポリシーか。

●オレたち将棋んゾンビ18 バトルロイヤル風間…P100~P101
ボツネタ3本を掲載する。

●執筆者紹介…P102

●編集日誌 湯川博士…P104
7月17日の項。投稿原稿を2つ読み、「1つはエイヤッと切った」とあるが、これはボツにしたということだろうか。
「投稿原稿は切りつめて下さると助かります」と結んでいたが、私は一時期、原稿量(4頁前後のシバリがあった)を無視して投稿していたことがあったので、身の縮む思いがした。

最後に告知。将棋ペンクラブ大賞贈呈式は9月16日、東京・四ッ谷で行われる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする