一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

5日の面接

2018-12-06 01:10:47 | プライベート
4日は職安に行った。先月30日に某会社の面接はしたが、二次面接がどうなるか分からない現状では、別の会社も当たるべきと判断した。
職安で2社をピックアップし、申し込んだ。1社は本社が福井で、プリンタのインクメーカー。もう1社は本社が大阪で、ある生活必需品を売っていた。どちらもその営業である。
ところが前者は、募集は40代半ばまでにしたい、という追加条項が入ったらしく、申し込みを断念。後者も似た感じだったが、先約の中には50代の人も何人かいたらしく、職安の人の勧めもあり、連絡をしてもらった。
とりあえず応募はOK。のみならず今回は即面接ということで、5日の午前11時に中央区某所で面接となった。
4日のうちに履歴書と職務経歴書を書き、準備はOK。ところが5日朝にスマホを見ると、不在着信が2件入っていた。16時間前で、4日の午後4時ごろに連続で来たものだ。それが30日の会社だったのでビックリした。あぁ、電話をバイブにしていたのが完全に裏目に出た。まったく気付かなかった。
血圧を高くしながら9時まで待ち、連絡をする。すると不採用ではなく、二次面接をしたいとのことで、6日の午前11時に決まった。それはありがたいことで、私は平謝りである。
だが4日のうちにスマホに出たら、今日5日の面接だったかもしれない。それだと今日の会社とバッティングしてしまったわけで、私は運がよかったのか悪かったのか分からない。
ただ私としては、30日の会社が第一志望である。この会社にまだ脈があるとすると、今日の面接が微妙なことになってくる。すなわち私は二股をかけられない性分なので、面接の時に消極性を出してしまいそうなのだ。
会社に着き、面接となった。私の職歴を話したあと、先方に、いろいろある会社の中から何でウチを選んだか? を聞かれた。
これは難しい質問で、「ほかにやりたい業種があるのだがそれがなく、仕方がないから私でも営業できそうな商品を扱っている御社を選びました」が本音なのだがそうも言えないから、当たり障りのないことを述べる。
すると先方は、「では、これはほかの人には負けない、というアピールポイントを教えてください」と言った。
これも難しい質問で、私はそれが答えられないのである。だって、何の取柄もないからだ。もちろん内定を勝ち取るためには、なんだかんだと話を盛って、熱意を強調すればよい。しかしそんなウソを重ねて入社しても、後で苦労するのは私である。結局「フットワークがいいです。見知らぬ人とも積極的に話します」とこれもウソなのだが、そうやって誤魔化すしかないのだ。
その後もいくつかやりとりをしたが、私は疑問手ばかり指す。すると相手も面接のプロなので、
「あなたも年齢は50歳を越えている。そうするとこちらも、経験をいうものを買うわけです。ウチには若い社員もいるし、それなりのものをあなたから教えてもらいたい。給料もそれなりのものを用意しなくちゃならない。社員ひとりを雇うのも大変なわけです。
でもあなたの今の話を聞いていると、ちょっと採用は難しいかな、という気はします」
と看破した。
思えば3月の面接でも、私は似たような回答をした。あの時は先方に「あなたの人生は運がよかったか悪かったか?」と聞かれ、「悪かった」と答えて不採用となったのだが、今考えれば、そこで「よかった」と答えても、不採用だった気はしている。つまりそれ以前のやりとりに問題があったということだ。

応募書類はとりあえず大阪に送る、と先方は言ったが、本社の社長はもともと、40代までを希望していた。私の学歴や職務経歴に、今回の面接官の評価が加わってしまえば、間違いなく私は落ちる。6日の会社に関係なく精一杯臨んだつもりだったが、やはりダメだった。

そして5日は午後6時から、新橋駅前で竜王戦第5局の大盤解説会があった。その前に、大手書店に寄ることにした。すなわち6日に二次面接をする会社が発行している書物を、今度こそ確認するためである。まあそれを見たってどうってことはないのだが。広告の出稿量や紙質、編集内容を把握しておけば、いざという時役に立つからだ。いや、これが「熱意」というものかもしれない。
だが新宿の紀伊国屋書店に行くと、目当ての雑誌は1つしか見つからなかった。
まあこれだけでも収穫なのだが、東京の八重洲ブックセンターにも行くことにする。これは予定外の行動だが、無駄な寄り道をしなければ、6時には新橋に着く。
八重洲ブックセンターでは、雑誌の類はなかったが、函入り書籍は何点も見つかった。紀伊国屋書店より八重洲ブックセンターのほうが品揃えがいいとは、意外だった。

現在の時刻は5時37分。今から新橋に向かえば、小諸そばで二枚もりを手繰れる余裕はある。私は山手線に乗った。
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