羽生善治九段は48歳2ヶ月で無冠になった。この歳からほかの並みいる強豪を抑え、タイトル戦の挑戦者になれるだろうか。
参考のために、48歳以降で挑戦者になったケースを調べてみた。
・大山康晴十五世名人
1972年 第11期十段戦 48歳→敗退
1973年 第12期十段戦 49歳→奪取
1974年 第33期名人戦 51歳→敗退
1974年 第24期棋聖戦 51歳→奪取
1975年 第14期十段戦 51歳→敗退
1976年 第26期王将戦 53歳→敗退
1978年 第19期王位戦 54歳→敗退
1979年 第29期王将戦 56歳→奪取
1981年 第22期王位戦 57歳→敗退
1983年 第8期棋王戦 59歳→敗退
1986年 第44期名人戦 63歳→敗退
1990年 第15期棋王戦 66歳→敗退
※1980年の王座戦(当時は準タイトル戦)にも登場している(奪取)。
・升田幸三実力制第四代名人
1966年 第25期名人戦 48歳→敗退
1968年 第27期名人戦 50歳→敗退
1971年 第30期名人戦 53歳→敗退
・塚田正夫名誉十段
1962年 第1期棋聖戦 48歳→敗退
(第1期につき、本戦2位で登場)
・二上達也九段
1980年 第37期棋聖戦 48歳→奪取
・米長邦雄永世棋聖
1993年 第51期名人戦 49歳→奪取
・森雞二九段
1995年 第43期王座戦 49歳→敗退
わずか6人と少ないが、やはり特筆すべきは大山十五世名人で、1983年の棋王戦登場で、当時の6大タイトルすべてで挑戦権を獲得した。獲得タイトルは、十段1、棋聖7、王将3。
最後のタイトル戦は、平成に入ってからの1990年・第15期棋王戦で、66歳だった。
升田実力制第四代名人は53歳で名人戦の挑戦者になり、第5局を終え、時の名人・大山をカド番に追いこんだ。しかし第6局、第7局と負け、長蛇を逸した。
勝負ごとにタラレバはないけれど、もしこの時名人を奪取していたら、名人在位の高齢記録を5歳も上回り、一大升田フィーバーが起こっていたと思われる。
二上九段は第37期棋聖戦の挑戦者決定戦で天敵大山王将を破り、48歳で登場。米長棋聖に1敗後3連勝で奪取した。翌期は中原誠名人、翌々期は加藤一二三九段をいずれもストレートで降し、後半生の偉業とした。
米長永世棋聖は49歳11ヶ月で名人を奪取。初の50歳名人として話題になった。
こうしてみると、48歳はまだまだ若い。石川達三(原田泰夫九段)「四十八歳の抵抗」じゃないけれど、これからである。
参考のために、48歳以降で挑戦者になったケースを調べてみた。
・大山康晴十五世名人
1972年 第11期十段戦 48歳→敗退
1973年 第12期十段戦 49歳→奪取
1974年 第33期名人戦 51歳→敗退
1974年 第24期棋聖戦 51歳→奪取
1975年 第14期十段戦 51歳→敗退
1976年 第26期王将戦 53歳→敗退
1978年 第19期王位戦 54歳→敗退
1979年 第29期王将戦 56歳→奪取
1981年 第22期王位戦 57歳→敗退
1983年 第8期棋王戦 59歳→敗退
1986年 第44期名人戦 63歳→敗退
1990年 第15期棋王戦 66歳→敗退
※1980年の王座戦(当時は準タイトル戦)にも登場している(奪取)。
・升田幸三実力制第四代名人
1966年 第25期名人戦 48歳→敗退
1968年 第27期名人戦 50歳→敗退
1971年 第30期名人戦 53歳→敗退
・塚田正夫名誉十段
1962年 第1期棋聖戦 48歳→敗退
(第1期につき、本戦2位で登場)
・二上達也九段
1980年 第37期棋聖戦 48歳→奪取
・米長邦雄永世棋聖
1993年 第51期名人戦 49歳→奪取
・森雞二九段
1995年 第43期王座戦 49歳→敗退
わずか6人と少ないが、やはり特筆すべきは大山十五世名人で、1983年の棋王戦登場で、当時の6大タイトルすべてで挑戦権を獲得した。獲得タイトルは、十段1、棋聖7、王将3。
最後のタイトル戦は、平成に入ってからの1990年・第15期棋王戦で、66歳だった。
升田実力制第四代名人は53歳で名人戦の挑戦者になり、第5局を終え、時の名人・大山をカド番に追いこんだ。しかし第6局、第7局と負け、長蛇を逸した。
勝負ごとにタラレバはないけれど、もしこの時名人を奪取していたら、名人在位の高齢記録を5歳も上回り、一大升田フィーバーが起こっていたと思われる。
二上九段は第37期棋聖戦の挑戦者決定戦で天敵大山王将を破り、48歳で登場。米長棋聖に1敗後3連勝で奪取した。翌期は中原誠名人、翌々期は加藤一二三九段をいずれもストレートで降し、後半生の偉業とした。
米長永世棋聖は49歳11ヶ月で名人を奪取。初の50歳名人として話題になった。
こうしてみると、48歳はまだまだ若い。石川達三(原田泰夫九段)「四十八歳の抵抗」じゃないけれど、これからである。