26日に日本将棋連盟HPの対局結果を見たら、前日に行われた第41期女流王将戦予選で、竹俣紅女流初段が鈴木環那女流二段、清水市代女流六段を連破し、本戦入りを決めていたのに驚いた。
竹俣女流初段については13日の記事でも言及したから重複を避けるが、要するに来年3月いっぱいで将棋界から決別する。
ということは将棋に対する情熱もないんだろうから、残りの対局は適当に指すと思っていた。
ところが竹俣女流初段は実力者の2人を破ったわけで、これは称賛に値する。とくに清水女流六段は10月にも女流王座戦五番勝負に登場するなど、いまだトップグループを走っている。容易に倒せる相手ではなく、竹俣女流初段の実力を示したといえるのだ。
だが女流王将戦の本戦開幕は4月らしい。竹俣女流初段のブログによると、4月の時点で勝ち残った棋戦があっても、それは不戦敗になるらしい。
ずいぶん厳しい措置に思えるが、今回は自発的な引退(退会)なので、やむを得ないのだろう。
それにしても、である。かつて熊坂学五段が森内俊之竜王(当時)に勝っても、中尾敏之五段が佐藤康光九段に勝っても、両者は翌年、引退を余儀なくされた。今回も、清水女流六段に勝つほどの逸材がなぜ引退(退会)しなければならないのかと思う。
以前の記事の繰り返しになるが、日本将棋連盟と女流棋士会が竹俣女流初段に寄り添えば、もっと別の道筋が見つけられた気がする。例えば長期休場扱いするなど、何か落とし所があった気がするのだ。師匠の森内俊之九段も、引退回避の説得をできなかったものか。
しかし、もう遅い。将棋界は逸材を手放した。
竹俣女流初段については13日の記事でも言及したから重複を避けるが、要するに来年3月いっぱいで将棋界から決別する。
ということは将棋に対する情熱もないんだろうから、残りの対局は適当に指すと思っていた。
ところが竹俣女流初段は実力者の2人を破ったわけで、これは称賛に値する。とくに清水女流六段は10月にも女流王座戦五番勝負に登場するなど、いまだトップグループを走っている。容易に倒せる相手ではなく、竹俣女流初段の実力を示したといえるのだ。
だが女流王将戦の本戦開幕は4月らしい。竹俣女流初段のブログによると、4月の時点で勝ち残った棋戦があっても、それは不戦敗になるらしい。
ずいぶん厳しい措置に思えるが、今回は自発的な引退(退会)なので、やむを得ないのだろう。
それにしても、である。かつて熊坂学五段が森内俊之竜王(当時)に勝っても、中尾敏之五段が佐藤康光九段に勝っても、両者は翌年、引退を余儀なくされた。今回も、清水女流六段に勝つほどの逸材がなぜ引退(退会)しなければならないのかと思う。
以前の記事の繰り返しになるが、日本将棋連盟と女流棋士会が竹俣女流初段に寄り添えば、もっと別の道筋が見つけられた気がする。例えば長期休場扱いするなど、何か落とし所があった気がするのだ。師匠の森内俊之九段も、引退回避の説得をできなかったものか。
しかし、もう遅い。将棋界は逸材を手放した。