藤井聡太七段のゴールデンカードは、対羽生善治九段、と答える将棋ファンは多いと思う。
私もその一人だが、私は谷川浩司九段(十七世名人)と藤井七段の対戦も見てみたい。
かつての大山康晴十五世名人と羽生善治九段の戦いのように、「古豪(失礼)対新鋭」の深い味わいがある。
もっとも大山十五世名人と羽生九段の歳の差は47歳6ヶ月。谷川九段と藤井七段のそれは40歳3ヶ月だが、それでも上記の趣はある。
大山-羽生戦は、1987年秋に「将棋世界」のお好み対局で実現し、これは大山十五世名人の快勝となった。
公式戦は、1988年5月21日の第38期王将戦二次予選1回戦が初対局となった。羽生九段は棋士生活4年目で、五段だった。
ちなみにこの対局の前まで、羽生五段は18連勝中。本局は大山十五世名人の企画で、1日目で指し掛けとし、2日目に青森県百石町で公開対局をする、という異例の対局だった。
時が下って、羽生-藤井戦の公式戦初対局は昨年2月(第11回朝日杯オープン戦)。これは藤井五段が勝った。
さて、谷川-藤井戦である。7月9日現在、どの棋戦で当たる確率が高いのか、検証してみよう。
まず竜王戦は、今期はどちらも4組でのスタートだったが、藤井七段が優勝(3組昇級)したのに対し、谷川九段は3回戦で負け。よって今後、藤井九段が本戦トーナメントで負け、谷川九段が昇級者決定戦で昇級すれば、来期当たる可能性がある。
順位戦は、クラスが2つ違うので当たらない。
叡王戦は、段位別予選が始まったばかりなので、こちらも当たるのはまだ先だ。
王位戦は、現在七番勝負が進行中なので、来期予選まで待つしかない。
王座戦は、谷川九段が二次予選2回戦で、藤井七段が本戦トーナメント1回戦で敗れた。
棋王戦は、谷川九段は本戦シードだが、藤井七段が予選決勝で都成竜馬五段に敗れた。
王将戦は、現在二次予選が進行中。これは両者とも3枠に入っていて、ともに2回勝てば、決勝で当たることになる。谷川九段の相手は、稲葉陽八段→高見泰地七段、藤井七段は佐藤康光九段→中村太地七段だ。どちらも厳しい相手が続くが、他棋戦に比べ、可能性ははるかにある。
棋聖戦は、現在タイトル戦の最中で、来期待ち。
ということで、8大タイトルだけ見ると、王将戦の対戦が、最も可能性が高い。
さらに一般棋戦も見てみると、朝日杯将棋オープン戦は、まだ新期が開幕したばかり。
銀河戦は、谷川九段が本戦トーナメント2連勝で、決勝で羽生九段と戦う。藤井七段は7連勝で、決勝トーナメント進出を決めている。こちらは谷川九段の勝敗と抽選次第で、今期にでも当たる可能性がある。
NHK杯将棋トーナメントは、藤井七段は対局待ちだが、谷川九段が先に敗れてしまった。
以上の検討により、両者の勝利だけで最も対戦可能な棋戦は、「王将戦」となった。
私もその一人だが、私は谷川浩司九段(十七世名人)と藤井七段の対戦も見てみたい。
かつての大山康晴十五世名人と羽生善治九段の戦いのように、「古豪(失礼)対新鋭」の深い味わいがある。
もっとも大山十五世名人と羽生九段の歳の差は47歳6ヶ月。谷川九段と藤井七段のそれは40歳3ヶ月だが、それでも上記の趣はある。
大山-羽生戦は、1987年秋に「将棋世界」のお好み対局で実現し、これは大山十五世名人の快勝となった。
公式戦は、1988年5月21日の第38期王将戦二次予選1回戦が初対局となった。羽生九段は棋士生活4年目で、五段だった。
ちなみにこの対局の前まで、羽生五段は18連勝中。本局は大山十五世名人の企画で、1日目で指し掛けとし、2日目に青森県百石町で公開対局をする、という異例の対局だった。
時が下って、羽生-藤井戦の公式戦初対局は昨年2月(第11回朝日杯オープン戦)。これは藤井五段が勝った。
さて、谷川-藤井戦である。7月9日現在、どの棋戦で当たる確率が高いのか、検証してみよう。
まず竜王戦は、今期はどちらも4組でのスタートだったが、藤井七段が優勝(3組昇級)したのに対し、谷川九段は3回戦で負け。よって今後、藤井九段が本戦トーナメントで負け、谷川九段が昇級者決定戦で昇級すれば、来期当たる可能性がある。
順位戦は、クラスが2つ違うので当たらない。
叡王戦は、段位別予選が始まったばかりなので、こちらも当たるのはまだ先だ。
王位戦は、現在七番勝負が進行中なので、来期予選まで待つしかない。
王座戦は、谷川九段が二次予選2回戦で、藤井七段が本戦トーナメント1回戦で敗れた。
棋王戦は、谷川九段は本戦シードだが、藤井七段が予選決勝で都成竜馬五段に敗れた。
王将戦は、現在二次予選が進行中。これは両者とも3枠に入っていて、ともに2回勝てば、決勝で当たることになる。谷川九段の相手は、稲葉陽八段→高見泰地七段、藤井七段は佐藤康光九段→中村太地七段だ。どちらも厳しい相手が続くが、他棋戦に比べ、可能性ははるかにある。
棋聖戦は、現在タイトル戦の最中で、来期待ち。
ということで、8大タイトルだけ見ると、王将戦の対戦が、最も可能性が高い。
さらに一般棋戦も見てみると、朝日杯将棋オープン戦は、まだ新期が開幕したばかり。
銀河戦は、谷川九段が本戦トーナメント2連勝で、決勝で羽生九段と戦う。藤井七段は7連勝で、決勝トーナメント進出を決めている。こちらは谷川九段の勝敗と抽選次第で、今期にでも当たる可能性がある。
NHK杯将棋トーナメントは、藤井七段は対局待ちだが、谷川九段が先に敗れてしまった。
以上の検討により、両者の勝利だけで最も対戦可能な棋戦は、「王将戦」となった。