一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

昨日、会社を辞めました

2019-07-19 12:44:52 | プライベート
昨日、会社を辞めた。
会社では毎日朝に営業ミーティングがあるのだが、そこで社長と売り上げのことで口論になり、売り言葉に買い言葉で、退職を口にしてしまった。社長も当然再考を促したが、私が押し切った。そして協議の末、その場で退職となった。わずか2ヶ月のサラリーマン生活だった。
1日経って私も冷静になり、早まったと思ったが、今日同じ状況になっても、同じ事態になったと思う。退職云々は大袈裟に思えるが、私の脳裏にその単語があったから、咄嗟の時にその言葉が出てしまったのだ。
とにかく、社長の私に対するアタリが日に日にきつくなり、毎日が憂鬱になっていた。
室内のレイアウト上、社長の机のすぐ前に私の机があり、社長には私の作業が丸わかりだった。そのため、小姑のようにいろいろ言われてきた。それを挙げればキリがないし、自己弁護になるので煩雑は避けるが、中には謂れのない叱責もあり、立場上言い返せない私は、相当疲弊していた。
また、室内に防犯カメラ(という名の監視カメラ)がかけてあることも、四六時中監視されているようでイヤだった。
やっぱり職場というのは、人間関係というか、キャラクターが大事だと思う。毎日ケンカ腰の社長が私は本当にイヤだったし、S県の工場連中のささくれだった性格、ギスギスした雰囲気も好きではなかった。
ただ、サラリーマンはそれでも、我慢してやっていくべきなのだろう。私に社会人としての自覚がない、と非難されても仕方なく、それは厳粛に受け止めるつもりである。

私が書類の整理をしている時、得意先から電話がかかってきた。先輩が電話に出たのだが、16日に私がノベルティグッズの営業をしており、先方はそのうちのひとつをオーダーしたいふうだった。私にとって、初めての新規商品のオーダーである。
ただ予算的に、単価を10円(×1,000ヶ)安くできないか、とのことだった。
先方の予算は14万円だったので、私はそれに合わせ、税込14万円のつもりで見積りを出した。しかし書面内には「別途消費税がかかります」の1行が明記されている。これを私がうっかりしたため、予算オーバーになってしまったのだ。
つまり(130円×1,000ヶ=)13万円、と書くのが正着だった。私もミスはしているのだ。
個人的にはこのオーダーだけ正式に受けたかったが、遅かった。

やっと収入源(給料)を確保したのにそれを棒に振るとは痛恨の極みで、私の再就職を祝ってくれた谷川治惠女流五段、美馬和夫氏、将棋ペンクラブ幹事のM氏、Was氏、かかりつけの耳鼻科の女医さん、そのほか当ブログの読者には申し訳ないことをしたと、心から思う。
そして両親にはまたも心配を掛けることになり、お詫びの言葉もない。重ねて申し訳なく思う。

面接の時は社長と経理氏が同席したが、今回私が部屋を出る時、その経理氏が握手を求めてくれた。1人しかいなかった先輩営業氏も、労ってくれた。「お前の気持ちは分かる」ということだ。それがせめてもの救いだった。
昨日家を出る時は、これが最後の出社になるとは夢にも思わなかった。しかし京都の例を見るまでもなく、人生一寸先は闇なのだ。私は生きているだけ、まだ幸せなのだ。
25日に6月分の給料が全額振り込まれるのか分からないし、再び就職活動をするのかと思うと気が滅入るが、前に進んでいくしかない。
コメント (13)
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