一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

2019年ゴールデン・ウィーク旅行(1)

2019-07-21 00:14:49 | 旅行記・G.W.編
今年(2019年)のゴールデン・ウィークも旅行することにした。前半は「世田谷花みず木女流オープン戦」「シモキタ名人戦」に出かけてしまったので、今年も5月2日(木・休)からの出発となった。
私は4月29日に面接した会社から内定をもらったが、もし旅行中に本採用の連絡が来て、7日(火)出社を乞われるようなら、従うつもりだった。
そして今年の行程も、「ひろしまフラワーフェスティバル」「博多どんたく」を軸とする。東京~広島~博多と鉄路で向かい、九州内は鹿児島指宿温泉その他の観光とする。
そして広島までの途中下車は、今年は日本を代表する大観光地・大阪とした。
博多までの普通乗車券(13,820円)、新大阪までの新幹線特急券(5,900円)を用意し、2日午前、家を出た。
10時23分・最寄り駅発の山手線に乗り、東京着。新幹線に乗り換える。日本の大動脈・東海道新幹線は東京駅から始まったので、在来線との乗り継ぎがラクだ。すなわち高低差が小さい。
東京発10時47分の「のぞみ25号」に乗った。新幹線は金持ちの乗り物なので、私には縁がない。今回は時間をカネで買ったわけで、大盤振る舞いである。
左の外国人男性は、振り向いて後ろの外国人女性と話している。カップルのようなので、私が彼女と替わってあげた。
すると私の右も日本人女性になり、私もトクをした。情は人の為ならず、である。
新幹線は快走する。12時ちょうど、誰かのスマホから、アラームが鳴った。しかし誰も止めず、音は2分くらい続いた。これはどういうことだったのだろう。
外国人カップルと右の女性は京都で降り、13時20分、新大阪に着いた。
新大阪は何度か訪れたことがあるが、キチンとした観光だと、2010年にLPSAの「Bins Gate Cup」を観に行った時以来だろうか。ちょうど「えべっさん」の時期で、今宮戎神社の艶やかな巫女さんが印象に残っている。
今回はまず、大阪城に行こうと思う。私はJR京都線に乗り換える。車内は適度に混んでいるが、注目すべきはドア部中央の上部で、テレビ画面が三角に下りており、こちら側と反対側に、2面ずつ設えられている。現在は左の画面に「JR西日本」の固定広告、右に「DISCOVER WEST」のCMが流れている。同じJRでも、会社によって車両に特色があるのだ。
定刻を2分遅れの13時35分、大阪に着いた。下りエスカレーターに乗ると、乗客がみな、右側に寄っていた。関西に来たんだ! と私は感激した。
大阪環状線に乗り換え、タイム10分で大阪城公園に着いた。が、自動改札を出る時、扉が閉まってしまった。ここは大阪市内だからどこでも途中下車可能と思いきや、経路を外れたらしい。
各地を旅行していても、私の鉄道知識なぞ、こんなものである。私ははみだし分の160円を支払い、やっとJR構内を出た。
公園では何かのイベントをやっていて、ものすごい人だった。昨年は同じ日に岡山、一昨年は三ノ宮で下車したが、ここまで人は多くなかった。さすがに大阪である。
イベントは「餃子フェス」だった。もちろん入場すると、東京・埼玉・福岡など、20種近くの餃子パネルがあった。ただ食券方式らしく、それを買う人がまた並んでいる。
しかし行列に並ぶのは私の苦手のひとつで、餃子ごときでそうまでして食べたくない。悪いが、私は大阪城に向かった。
公園の中では、ミニ機関車が走っていた。森ノ宮~極楽橋~豊国神社を往復しているらしい。
天守閣が見えてきた。大阪城は豊臣秀吉の築城で有名だが、実際は大阪夏の陣で落城し、徳川家が再建している。その際石垣と堀をなくし、その上に数メートル盛り土をしたことで、豊臣時代の城は地中に埋まってしまった。だが大阪びとは今でも、大阪城を造ったのは豊臣秀吉と謳っている。まったく愉快な話で、これには泉下の徳川家康もオカンムリであろう。
大阪城に着いた。1931年に再建された天守閣は5層8階。姫路城、名古屋城に並ぶ三名城のひとつである。今日も威風堂々、優美な線だ。
天守閣内には1991年、旅先で知り合った女性(2人)と大阪で再会し、入ったことがある。あの時は彼女らが展示物を熱心に見ていて、先に行く私が彼女らを待っていたものだ。
Machikoさんは私を「かずちゃん」と呼び慕ってくれた。もし双方の環境が合えば、ひょっとしたらひょっとしていたかもしれない。もう昔の話である。





今回は天守閣には登らない。その手前では、平安装束をまとった男女4人が、和楽の演奏をやっていた。「電気雅楽」というグループ名らしい。こちらは無料で聴けるからありがたい。千年の歴史の音の中に令和2日目の香りが入っていて、ここだけ時の流れがゆっくりだった。
東京・外苑前の聖徳記念絵画館によく似た建物があった。入口の上部には「MIRAIZA」とある。中に入ると、ショップだった。むろん昔は何かに使われていたが、近年リニューアルをしたのだろう。
食堂もあるが、こういう場所では入る気がしない。案内所があった。このあとは、食いだおれ人形やカニのオブジェで有名な商店街に行きたかったので、そこへの最寄り駅を聞いた。「なんば」と教えてくれた。なお食いだおれ人形はMachikoさんが、私に似ていると言っていた。
隣接する豊國神社に行き、お参りしたあと、御朱印をいただく。昨今は御朱印ブームで、私もそれに乗っかっていると思われるのはシャクだが、やむを得ない。鳥居の手前にある像は、もちろん豊臣秀吉であった。









谷町四丁目から地下鉄中央線に乗り、本町で乗り換える。本田翼が地下鉄のナレーターをやっていた。私はつい東京を主体に考えてしまうが、その場所ごとで、芸能人はいろいろな仕事をやっているのだ。
御堂筋線に乗り、2つ目がなんばだった。とりあえず、「なんば南海通」に入る。くいだおれ人形もそうだが、「秘密のケンミンSHOW」に出てくるアーケード街に行きたいのだが、この辺りでいいのだろうか。
入口左にある簡易蕎麦屋は、かけうどんが170円である。20代のころ、出張で大阪に出向いた時、食事は東京より100円安い、が実感だった。これは今も変わってない気がする。
「市場寿司 難波店」があるが、これは東京値段の感じだ。「吉野家」もあるが、さすがにここに入るわけにはいかない。
「磯丸水産」がある。この辺がケンミンSHOWでおなじみの場所だろうか。いや違う気がする。
とりあえずアーケード街を出る。四つ角の一角に「焼肉ホルモン」、路地裏に「マドラスカレー」と、なかなかにそそる食事処がある。でもやっぱり入らない。
50円自動販売機があった。三ノ宮にもあったものだ。500mlのスポーツドリンクはさすがに80円だったが、それでも安い。これを購入した。
相合橋筋を抜けると、道頓堀川に出た。川面に沿って遊歩道が設えられており、いい散歩コースだ。たぶんこの先に、グリコの大看板があるはずだ。







(つづく)
コメント
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