一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

社団戦2022・第3日目(5)

2022-09-06 23:07:35 | 社団戦

第6図以下の指し手。▲6四金△7九香成▲6五金△8九成香▲同玉△7八銀成▲9九玉△9八歩▲同玉△8九角(投了図)
まで、一公の勝ち。

第6図では▲7二金上がイヤだった。これに△7九香成なら▲同銀が、▲9五香△9三歩▲8二金入までの詰めろになる。
まあ後手は受ける手がいくらでもありそうだが、早指し戦において正着を指すのは難しい。▲7二金上と来られたら相当焦っていただろう。
本譜▲6四金は明らかに遅く、△7九香成で私の勝ちが決まった。以下、△8九角まで私の勝利。

ほかをあたると結構勝っていて、私も含めて5勝1敗だった。

残るは副将の山本戦だが、これも山本氏優勢である。図以下▲6四桂△6三玉▲7二桂成と進み、優勢を拡大。さらに▲8五角の王手飛車まで掛け、これは必勝形だ。
ただこの間、相手に無雑作に金を渡したが、これは大丈夫だろうか……。
ちょっと場を離れていたら、突然終了した。イヤな予感がしたが、山本氏が△7六飛を外さずに詰めろを掛けたため、△7八金で頓死したらしかった。
これは参加選手全員にいえることだが、将棋は持駒を使えるゲーム。つねに自玉の危険度に注意しなければならない。
Fuji息子君は到着していた。乗る電車を間違えたという。どこに行くときも、時間には余裕を持っておいたほうがいい。
なお上の将棋、Fuji父氏が「▲7二桂成では、▲8一角で山本さんが勝ちだったでしょう」と言った。
なるほどこれで明快な勝ちで、さすがにFuji父さんはよく見ている。
さて、これですべての対局が終わった。成績を記すと、チームは3-4、4-3、4-3、5-2の3勝1敗。通算5勝7敗となった(順位は14位から12位に浮上)。個人は4戦全勝で、内容はともかく、この結果に不満のあるはずがない。

さて、打ち上げである。前回と同じ「つぼ八」で。ここは2時間で追い出されるが、まあよい。
参加者は、Abe氏、山本氏、山野氏、Fuji親子、Akuさん、Kid監督、Osa氏、私。あとでKan氏が来る予定だ。
1ヶ月前と同じテーブルなので、2つに分かれたメンツもほぼ同じだ。私のテーブルは、対面にAkuさん、その右にOsa氏、私の右にKid監督だった。
まずはきょうの健闘を祝って乾杯。私は酒は飲まないが、ビールの最初の一口はウマいと思う。
このあとは、LPSAチームや大野教室チームだったら個人成績を述べてそれをつまみにするのだが、将棋ペンクラブはそういったことはせず、何となく雑談となる。
なお、本当のつまみはKid監督が積極的に注文し、どんどん運ばれてきた。
そしてきょうは早めに、Kan氏が入店した。私の右に座る。
本当なら和やかな話になるのだが、このあたりから、将棋ペンクラブの経営の話になってきた。
それがけっこうな言い合いになって、私は戸惑うばかりである。衝立を隔てた向こうのテーブルではお気楽に将棋が始まっていて、その落差がシュールだ。
ひとつだけ言えるのは、「幹事」という仕事が重労働であるということ。会から謝礼は出ているのだろうが、およそ割に合わない仕事である。
私も幹事に請われたが、私自身が週末すら自由にならない現状では、丁重にお断りせざるを得ない。
打ち上げは予定通り2時間後に散会となったが、各自頭を冷やしてくれればいい。
社団戦第4日は、ちょっと飛んで10月2日(日)である。私は参加できるかどうか分からないが、最後は3連勝して、勝ち越しと行きたいものである。
(おわり)
コメント (2)
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