一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

第34期女流王位戦予選展望

2022-09-07 15:54:31 | 女流棋戦
第34期女流王位戦が6日に開幕した。うち1局は木村朱里女流2級が榊菜吟女流2級に勝ち、うれしい初勝利となった。
では、予選6組の展望をしてみよう(予選表は省略)。

【1枠】
右の山の上田初美女流四段が本命。以前だったらこれで終わりだが、今回は左の山の渡辺弥生女流初段に注目である。今年度、中井広恵女流六段との2勝を含む10連勝は圧巻である。ちょっと、予選決勝まで行きそうな雰囲気すらある。
左の山には室谷由紀女流三段もいるが、以前ほどの勢いはないと思う。

【2枠】
最近の実績からいって、左の山の加藤圭女流二段が本命。しかしやや勢いがなくなってきているので、ほかの女流棋士にも十分チャンスがある。
右の山の塚田恵梨花女流初段も最近メキメキと力を付けてきており、予選決勝はこの2人になりそうな気がする。

【3枠】
3枠は左の山の甲斐智美女流五段と、右の山の鈴木環那女流三段の一騎打ち。
3枠は船戸陽子女流三段、中倉宏美女流二段、島井咲緒里女流二段、堀彩乃女流1級と4名のLPSAが参加しているが、ちょっとリーグ入りできそうにない。

【4枠】
4枠は最高段位が女流二段という、フレッシュ枠。それでも人妻が3人いるのがご愛嬌である。私もこの中で指したい。
本命が見当たらないので、誰もが希望を持ってリーグ入りを狙える。

【5枠】
左の山の中井女流六段が本命。同じ山の山田久美女流四段、右の山の山口恵梨子女流二段が対抗だが、中井女流六段の安定感には及ばない。とはいえ中井女流六段がスンナリリーグ入りするとは限らないのが、勝負事の難しいところだ。

【6枠】
6枠は実績からいえば、左の山の清水市代女流七段と右の山の中村真梨花女流三段の一騎打ちである。しかし清水女流七段は今年度2勝6敗と精彩を欠いており、中村女流三段もかつての絶対的強さはないだけに、ほかの女流棋士も十分リーグ入りの可能性がある。

女流順位戦が創設され女流棋士の対局数も増えたが、女流王位戦のリーグ入りで5局指せるのも大きい。
皆様頑張ってください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする