一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

羽生九段、52歳に

2022-09-27 23:21:10 | 男性棋士
きょう9月27日は、羽生善治九段の52歳の誕生日である。この歳になれば誕生日などうれしくもないだろうが、おめでとうございます。
さて、史上最強の棋士と言えば、この前までは大山康晴十五世名人と羽生善治九段の名前が挙がっていた。
現在では藤井聡太竜王が割って入って有力候補だが、20歳で史上最強の称号は早すぎる。「史上最強棋士」は、高齢になってからの評価がウエイトを占めているのだ。その意味で、大山十五世名人の50歳以降の成績は相当なポイントとなる。
ではここで、おもな棋士の51歳と52歳時の成績を記してみよう。上段が51歳、下段が52歳の成績である。

・大山康晴十五世名人
1974年3月13日~1975年3月12日 50勝27敗.649
1975年3月13日~1976年3月12日 46勝24敗.657

・中原誠十六世名人
1998年9月2日~1999年9月1日 24勝21敗.533
1999年9月2日~2000年9月1日 19勝24敗.442

・米長邦雄永世棋聖
1994年6月10日~1995年6月9日 29勝22敗.569
1995年6月10日~1996年6月9日 26勝17敗.605

・加藤一二三九段
1991年1月1日~12月31日 28勝20敗.583
1992年1月1日~12月31日 32勝17敗.653

・谷川浩司十七世名人
2013年4月6日~2014年4月5日 14勝22敗.389
2014年4月6日~2015年4月5日 12勝21敗.364

・羽生善治九段
2021年9月27日~2022年9月26日 22勝19敗.537
2022年9月27日~2023年9月27日   ?

やはりというか、大山十五世名人の成績がすごい。51歳で50勝、52歳で46勝はケタ違いだ。
また加藤九段も、52歳で32勝している。棋戦の増減があるとはいえ、特筆すべき数字といえる。
羽生九段は前年度不調だったが、今年度はここまで12勝5敗の勝率7割越えで、51歳時の成績を勝ち越しにした。大山十五世名人の数字には及ばないが、今後に期待を抱かせる。
52歳の成績はどうなるだろうか。
コメント (2)
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