先日、当ブログの読者からコメントがあり、氏の印象に残った将棋を教えてもらった。
それが第41回NHK杯3回戦・小林健二八段VS先崎学五段(段位はいずれも当時)だった。いまから31年前の、11月20日の対局である(放送は1991年12月8日)。
先崎五段の初手▲4八銀から始まり、くんずほぐれつの戦い。結果、200手を越える熱闘を小林八段が制したのだった。
ところで私が注目したのは序盤である。下図はその31手目。
何と、この序盤で駒柱ができていた。放送時の解説は福崎文吾八段(当時)だったが、これに気付いていたかどうか。
駒柱の説明はするまでもない。タテ1列に双方の駒がびっしり並ぶことをいう。
たとえば居飛車対振り飛車で双方銀冠になり、どちらかが桂を跳ねれば駒柱が出来上がる(これは勘違い。最初に桂を跳ねた時点で、駒柱にならない)。
だから2筋や8筋にできやすいともいえるが、とにかく泥仕合の熱戦に多い。
しかし古来から「駒柱ができると縁起が悪い」といわれており、昔は駒柱ができると投了してしまった棋士もいたらしい。
この駒柱ができる確率はどのくらいのものだろう。私も生涯で2、3回しかないと思う。
この統計を調べるのは相当難儀だ。誰かやってください。
それが第41回NHK杯3回戦・小林健二八段VS先崎学五段(段位はいずれも当時)だった。いまから31年前の、11月20日の対局である(放送は1991年12月8日)。
先崎五段の初手▲4八銀から始まり、くんずほぐれつの戦い。結果、200手を越える熱闘を小林八段が制したのだった。
ところで私が注目したのは序盤である。下図はその31手目。
何と、この序盤で駒柱ができていた。放送時の解説は福崎文吾八段(当時)だったが、これに気付いていたかどうか。
駒柱の説明はするまでもない。タテ1列に双方の駒がびっしり並ぶことをいう。
たとえば居飛車対振り飛車で双方銀冠になり、どちらかが桂を跳ねれば駒柱が出来上がる(これは勘違い。最初に桂を跳ねた時点で、駒柱にならない)。
だから2筋や8筋にできやすいともいえるが、とにかく泥仕合の熱戦に多い。
しかし古来から「駒柱ができると縁起が悪い」といわれており、昔は駒柱ができると投了してしまった棋士もいたらしい。
この駒柱ができる確率はどのくらいのものだろう。私も生涯で2、3回しかないと思う。
この統計を調べるのは相当難儀だ。誰かやってください。