一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

元女流棋士の石橋幸緒さんは、お笑いタレントの「ゆりやんレトリィバァ」に似ている

2014-11-25 00:06:58 | 似ている
日付変わってきょう11月25日は、元女流棋士・石橋幸緒さんの誕生日。おめでとうございます!!
その石橋さんは、お笑いタレントの「ゆりやんレトリィバァ」に似ていると思う。
ゆりやんレトリィバァは、本名・吉田友里。1990年11月1日、奈良県生まれの24歳。
2012年、大阪NSC(吉本総合芸能学院)に入学、翌年の卒業と同時に芸能活動を始める。
私がゆりやんレトリィバァを初めて観たのは、2013年9月5日、「笑っていいとも!」の1コーナーに出演したときである。そのとき、全体の雰囲気が石橋さんに似ていると思った。
いま冷静に見ると、ゆりやんレトリィバァは山田花子に似ているが、石橋さんの面影も残っている。
あれから1年2か月、ゆりやんレトリィバァはテレビで観ないので、まだ全国区ではないのだろう。しかしゆりやんレトリィバァはまだ24歳と若い。これからいくらでも飛躍のチャンスがある。頑張ってほしい。

石橋さんには以前、某囲碁棋士九段のご子息「さかなクン」に似ている、と書いたことがあった。このときは対象者が男性で、今回はコテコテのお笑いタレント。なかなか最適な人がおらず、石橋さんには申し訳なく思っている。
なお、石橋さんの新たな活躍にも、注目している。
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九州旅行2014・3「博多どんたく港まつり(前編)」

2014-11-24 21:47:24 | 旅行記・G.W.編
サイバック天神店は、フラットスペースが取れた。これで横になって仮眠できる。あまり遅いと満室になるので、早めに入店して正解なのだ。
しかし早めにぐっすり、とはいかない。テレビで2時間サスペンスドラマを観たいし、ブログも書かねばならない。シャワーも浴びたいし、晩ご飯も摂らねばならない。もちろんマンガも読むし、いろいろやることはあるのである。
食事は店内で注文する。ラーメン&炒飯に鶏の唐揚げを2個付ける。しめて875円。この時間にこの食事は確実に太るが、ダイエットは旅行から帰ってからすればよい。
ブースまで食事が運ばれる。こういう狭所で食べるごはんが、妙に美味いのだ。
シャンプーセットを買い、シャワーも済ませた。こうして、まずまずの5月3日が終わった。

翌4日(日・祝)。きょうは「博多どんたく港まつり」の観光に1日充てる。博多どんたくは例年3日と4日で、昔は両日とも見ていたが、さすがに2日目は既視感があるので、ここ数年は4日一本に絞っている。
サイバックを出て、まずは近くの松屋で牛めしの朝食。これも毎年の定跡である。毎年同じことをやって飽きないか、という人がいるが、私は旅行を楽しんでいるのではない。1年間を無事で過ごせたことの確認をしているのである。
天神バスセンターが入っているデパートのコインロッカーに荷物を預け、まずは博多駅前に行く。
と、ドラえもんの等身大?人形が10数体展示されていた。これに何の意味があるのか分からぬが、どれも違う表情をしている。
とても精巧にできているが、ひとつ注文をつけるなら、口の線は「くぼみ」ではなく、黒線を引いてほしかった。
博多駅本舞台では、福岡県警察音楽隊の演奏が始まった。まずは「博多どんたく・どんたく囃子」。続けて「西部警察のテーマ」「YMCA」「聖者の行進」と、いずれも定番の曲が演奏される。警察や自衛隊の音楽は統率が取れていて技術も一級、安心して聴ける。
観客スペースは例年通りの混み具合で、今年も各所で大混雑になりそうだ。
駅前の道路を渡った「どんたくストリート」に移動する。ここは明治通りの大パレードの前哨戦の位置づけだ。
各地の伝統芸能のパレードがあり、ミスハワイが登場した。よさこいチームが多数乱舞し、カラーガード隊も行進する。カラーガード隊は、加藤桃子女王に似ている女性が多い気がした。
とにかくすべてが色鮮やかで、見ていて楽しい。











しかしこのストリートには欠点がある。一方通行で、逆戻りができないのだ。ストリート内は2~3か所で止まってパフォーマンスをするので、お気に入りのチームが出てきたときは、つい一緒に進行してしまう。しかし引き返すときは裏道を大きく迂回することになり、不便なことこのうえない。来年以降は、この辺をうまく改良してもらえないだろうか。
午後3時からの大パレードの時間まで、各所の舞台を見て回る。まずは大博通りの「博多区演舞台」だ。
ここは実年層の演者が大勢を占めているが、私の目的はその鑑賞ではなく、ここに設置してある募金箱に募金をするのだ。
今年は50円とした。昨年はそのとき、メモ用紙等を記念にいただいたのだが、今年はなかった。ハナから期待していると、スカされる。
そろそろお腹が空いてきたので、その先のうどん屋に入る。福岡はうどんが美味いのだ。ざるうどん、450円ナリ。
先を急ぎ、櫛田神社に入る。もう毎年毎年、同じ行程だ。櫛田神社では賽銭を投じて参拝したいが、あいにく物凄い参拝客で、今年はパス。その代わり、久しぶりに御朱印をいただいた。サービスのお茶もいただき、失礼した。
そのまま中洲川端商店街に入る。とくに買うものもなく、途中でフェードアウトして、左折する。行く先は中央公園だ。ここには「若者“かたらんネ!”広場」がある。
ティーンの演舞が眩しい。その横には、JTが出展している。JTは「将棋日本シリーズ」のスポンサーだ。今回もクリーンキャンペーンをやっていて、私もゴミ袋をもらう。ここに道で拾ったゴミを入れるのだ。
市庁前広場に入る。ここは「お祭り本舞台」だ。大勢の客が列をなしているが、これは「博多松ばやし」のお出ましを待っているのだ。
「松ばやし」とは、福神、恵比須、大黒の三福神と稚児が、各地を訪問して祝う祭である。博多どんたくでは白馬も出たりして、かなり長い列になる。
スタートは午後2時だったが、しばし遅れてスタートした。勇壮な隊列だが、一瞥して失礼する。
後方のブースでは、霧島酒造が出店している。同社は女流王将戦のスポンサーである。私が呑んべえなら焼酎を買うところだが、下戸なのでパスである。
「マルちゃん」の東洋水産も出店していたので、「ごぼ天うどん」(100円)を買う。お湯を入れてくれるサービスがあり、その場で食べられる。これが上品な味つけで、美味かった。ごぼ天は、関東では馴染みがないが、販売してくれたらうれしい。
さて、そろそろ大パレードの時間である。中央公園に戻り、手持ちのゴミをありったけ袋に入れ、JTブースに寄る。エコバッグをもらった。
明治通りに出て、百貨店のお手洗をお借りし、地上に出ると、大パレードが始まったところだった。先頭の福岡市消防音楽隊がやってきた。
(27日につづく)
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九州旅行2014・2「日田観光」

2014-11-23 20:37:20 | 旅行記・G.W.編
きのう22日はD建託が営業に来た。Sコーポレーションもしつこいが、もちろんD建託も負けていないのである。…って、てめーら、ホントにしつこいんだよ!!
こっちが下手に出てりゃつけあがりやがって!! いい加減こっちもキレるぞ、くぉらああああああああああああああ!!

(きのうのつづき)
柿坂を2分遅れで出発したバスは、日田バスセンターに向けて快走する。日田は日田彦山線の始発駅で、JRでは何度か通過したことがあるが、バスで入るのは初めてである。
駅に近づくと、昭和の香り漂う鄙びた商店街が現れ、途中下車したくなった。が、せっかくなので終点まで乗る。「SUN Qパス」を使っているので、もはや料金は関係ない。
15時59分日田バスセンター着。今夜は福岡泊まりなので、とりあえずバスの時間を確認する。特急ひた号・天神西鉄バスセンター行きは18時30分があるので、それまでの2時間半が日田観光だ。
さっきの商店街へはバスが通じているが、系統がよく分からないので、歩きで向かう。途中、水分の調達でコンビニに入り、ついでに道を尋ねると、丁寧な説明とともに「町歩きマップ」をくれた。こういう親切は涙が出るほどありがたい。
かの商店街は「日田豆田町商店街」といい、「豆田上町通り」と「豆田みゆき通り」の2つからなる。それぞれ並行して通っていて、途中何本か横に往来できる道がある。俯瞰のイメージは「目」だ。
上町通りに入った。さっきバスで通った道である。両側はいずれも風情ある建物で、明治期の建立も珍しくない。日田は全国的に無名だが、こういう観光地にこそ、旅の神髄を味わえる名所がある。
よもぎ餅を売っている民家があったので、1個買う(100円)。こういう買い食いが楽しい。もっとも、よく考えたら、きょうは昼食を摂っていなかった。
商店街を抜けると花月川にぶつかった。そこを左折し川沿いを歩き、また左折するとみゆき通りである。と、これまた一段と風情のある雑貨店が目に入った。店頭にはふつうの箒が売られていたりして、なんてことはないのだが、もはや日本で絶滅しかけている佇まいである。あまりにも圧倒されて、写真を撮るのも憚られた。
醤油の専門店がある。旅に出て、わりとよくぶつかるのが醤油店である。山口県の柳井、ここ大分県の湯布院などで、私は醤油を購入している。もちろんここも入る。荷物になるのがアレだが、1本1,100円のそれを衝動買いしてしまった。
先を歩く。右手にある純和風の建物は蕎麦屋だ。旅に出て、絶対に食したいのは蕎麦、寿司、ラーメンである。ここももちろん入る。裏木戸から入る感じだった。
店の一角には工房スペースがある。いわゆる手打ち蕎麦で、これは期待できる。ざるそばを頼むが、香りが高く、うまかった。「そば馳走庵草八」のざるそば、702円ナリ。
その向かいは「赤司日田羊羹本舗」で、これもほれぼれするくらいの佇まいである。羊羹も絶対美味いに違いないのだが、実質初日でこんなに買い物をするわけにはいかない。なくなく見送った。
ぶらぶらしていたら、いい時間である。帰りも徒歩で戻るが、途中に100円ショップがあったので入り、とりあえずタオルを購入した。さらにメーカー品の菓子パンが、2個108円で売られていた。間食用に買ってもいいのだが、朝に食したので、やめておく。
日田バスセンターに戻り、18時30分、特急ひた号に乗った。長距離バスに乗ると、次の目的地までの移動が約束され、安心する。20時17分、定刻より8分遅れで、バスは西鉄天神バスセンターに着いた。
今夜の宿泊先は、もはや「定宿」ともいえる、「サイバック天神店」である。ナイトパックは「12時間」があるので、ちょっと早いが、「チェックイン」した。
(つづく)
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九州旅行2014・1「大分交通耶馬渓線」

2014-11-22 00:04:33 | 旅行記・G.W.編
(5月4日のつづき)
日豊本線上り・暘谷発20時47分の普通列車に乗り、中津には1時間後の21時48分に着いた。夜汽車は退屈極まりないが、自分を見つめ直すいい機会でもある。そして滅入る。
きょう宿泊する中津サンライズホテルは、駅前からすぐのところにあった。
チェックインのとき、私はパソコンをレンタルした。4月からブログを再開したので、また書かねばならぬのだ。とはいえ1泊700円は安く、感激した。ふつうは1泊1,000円である。

翌5月3日(土・祝)。ここから本格的な旅行である。きょうは中津から内陸部に入った「青の洞門」を観光しようと思う。いや正確には、かつて中津から守実温泉を結んでいた、大分交通耶馬溪線の廃線跡探訪をするつもりである。耶馬溪線は1975年に全線廃止されたが、噂によると線路跡はよく残っており、サイクリングロードもあるという。
ホテルで無料の朝食を美味しくいただき、中津駅に戻る。駅内でいくつかパンフレットをもらい、大交北部バス・09時40分発のバスに乗る。「SUN Qパス」の初日である。
乗客は私を含めて3人。世間ではゴールデン・ウイークだというのに、ここでは関係ないようだ。
しばし走ると、右手に廃線跡が見えた。時間が許せば中津から歩きたかったが、そうもいかない。10時05分、青の洞門バス停で降りた。
といっても、青の洞門はもう少し先である。廃線跡はどこを走っているのだろう。
この手前に、石積みの優美な橋があったので、行ってみる。その名も「耶馬溪橋」で、大正12年の竣工らしい。何度か改修工事はあったが、建設当時の姿を留めている。何となく、九州には観光に耐えうる名橋が多いと思う。
橋を渡ったところに県給食指定の「小谷瀬パン工房」というのがあり、その向かいが天然酵母のパン屋だった。私は旅先で菓子パンをよく買う。職人の技術を廉価で堪能できるのがよい。
今回はメロンパン(62円)、ドーナツ(62円)、デニッシュ(138円)を買った。しめて264円は安かった。
川べりで2度目の朝食。青の洞門に戻る。青の洞門とは、耶馬溪に含まれる競秀峰の裾野に掘られたトンネルである。大昔、禅海和尚という人が、多くのスタッフを雇い、ノミと槌だけで掘ったといわれている。
トンネル内は歩道と車道に分かれており、自動車は場合によって、交互通行となる。歩道からは、眼下に山国川が見える。昔ここを訪れた時、この絶妙のカーブが廃線跡を彷彿とさせ、私はこの辺に汽車が走っていると信じて疑わなかった。
実際はルートを外れていて私の錯覚だったのだが、ローカル列車が走っているカンは当たっていた。
トンネルを抜けると、辺り一帯は工事中だった。しかしここまで来ると、さすがに観光客が多い。みんな、どこから湧いてくるのだろう。
「競秀峰探勝道」なるものがあるが、時間的に無理で、パス。
対岸に架かる大橋がある。登ってみるが、そこからの景色は素晴らしい。
競秀峰近辺はお花畑になっており、しばし散策する。テレビ局のクルーが来て、いろいろ撮影している。私ものんびりしたいが、先を急がねばならない。
近くにレンタサイクルの店があったが、ここは考えどころである。きょうはこのまま南下し、日田駅に抜けるつもりだ。しかしレンタサイクルはこの場所まで引き返さねばならず、借りる場所が難しい。
パンフレットを見ると、この数キロ先のバス停の近くにもサイクリングターミナルがある。で、そこまではできるだけ徒歩とし、そこから自転車を借り、旧守実温泉駅を往復することにした。廃線跡を2段階で楽しもうというわけである。
廃線跡探訪開始。廃線跡は、川を挟んだ向かい側のようだ。渡ると、この時点で観光客が皆無になる。どうして私の観光は、周りに人がいなくなるのだろう。
それはともかく、景色は素晴らしい。初夏の風がさわやか…といいたいところだが、そこは九州なのでポカポカである。
よく分からぬが、この辺りも耶馬溪なのだろう。似たような奇岩があっちこっちに見られる。
川の左は県道、右は廃線跡、という配置のまま、並行して進む。川と鉄道は並行して走ると相場が決まっている。
喉が渇いたが、こちらには自販機やコンビニの類がない。鉄道が走っていたから、周りは何もないのだ。しかしそろそろ県道に戻り、バスを捕まえなければならない。
また橋があったが、その一角が崩れていて、通行止めになっている。その横を、オートバイが何事もないように走ってきた。
ここを渡ってはいけないのだが、そうも言っていられない。私もそろそろと橋を渡った。
ちょうど、馬溪橋というバス停があり、数分待っていたら、タイミングよくバスが来た。といっても、マイクロバスである。ここで2人降り、乗客は私を含めて3人になった。
「どこから来た?」
と、近くのオジサンが人懐こい笑顔で話しかけてくる。
「東京です」
旅行をしていて、地元住民から一番よく聞く質問がこれだが、「東京」の回答は絶大である。あの大都会からよく来なすったと、相手は襟を正す。オジサンも同様で、行楽シーズンに鄙びた観光地を訪れている旅行者に、オジサンは心底うれしそうだった。
右を見ると、跨線橋がある。廃線跡を転用した人道橋だろうか。オジサンによると、2年前に水害があり、橋のいくつかが決壊したという。あの橋はまさに廃線跡だが、それ以来通行止めになったという。
柿坂には12時33分に降りた。ここにサイクリングターミナルがある。案内板があったので簡単に見つかった。受付に入るが、ここは公共の宿も兼ねている。
そこへライダーが来て、「ダムカード」を貰っていた。「ダムカード」とは、国土交通省が発行していて、その名の通り各地のダムがデザインされているカードである。所望すればタダで貰え、収集家も多い。
ついでに私も貰う。「耶馬溪ダム」が印刷されていたが、近くにあるのだろう。ともあれこれが私のダムカード「第1号」である。
レンタサイクルは、パンフレットに書かれている料金より高いのが不愉快だったが、ここは借りるしかない。もっとも、3時間で370円だからかなり安い。
さらにシャワーが無料、というのは痛快だったが、利用する時間はなさそうだ。そもそも今回私は、タオルや石鹸の類を忘れていた。
私はサイクリングロードを軽快に走る。廃線跡の利用法はいろいろあるが、私はサイクリングロードがベストだと思う。廃線前と同じ景色を愉しめるのがよい。
トンネルもそのまま残っている。サイクリングロードならではで、全然飽きない。
休憩所が見えてきた。「下郷駅」の駅名標がある。ホームは現役当時のままだろう。
また走ると、民家が見えてきた。ここには「白地」とある。旧駅舎を民家に改築したものだろう。購入主は鉄道ファンだったのだろうか。
配線跡は川の左側に来ている。数十メートルごとに景色が変わり、ここまで来てもまったく飽きない。
杉林を抜け、住宅地に入ると、このあたりが終点らしかった。若干バカバカしいが、ここからはいま来た道を戻る。
ターミナルに戻り自転車を返し、15時13分柿坂発・日田バスセンター行きのバスを待つ。向かいの商店でアイスを買い、ベンチで食う。このひとときが贅沢である。
バスは3分遅れで来た。ちなみにこの次の日田行きは17時08分で、これが日田行きの最終である。
(つづく)
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熊坂五段の順位戦復帰の目を考える・6

2014-11-21 12:39:17 | 目を考える
きのうはSコーポレーションが営業に来た。Sは先月も営業に来て、最近ではD建託よりしつこい。もう、どうしようもない。

熊坂学五段は、19日の朝日将棋オープン戦で塚田泰明九段に負け、20日の王座戦で千葉幸生六段に勝ち、今年度の成績を11勝5敗とした。
まず、その星の並びを記しておこう。

・今年度成績 ○●●○●○●○○○○○○?○●○ 11勝5敗(11月23日放映予定のNHK杯対局を除く)
・昨年度からの成績 2013年度……○○○ 2014年度○●●○●○●○○○○○○?○●○ 良いところ取りで14勝5敗

19日の朝日オープン戦はモバイル中継があったが、熊坂五段の拙局だったようである。前局の森内俊之竜王戦から4週間。ちょっと、実戦感覚が鈍ってしまったようだ。これは、リーグをぶっちぎりで優勝したプロ野球チームが、試合間隔が空きすぎて、日本シリーズで惨敗するのと似ている。今回もたとえば、森内竜王戦の翌週に対局が組まれていたら、また違った結果が出ていたかもしれない。
この惨状では20日の千葉六段戦も危ぶまれたが、ここを勝ち切ったのは見事だった。もしここも負けるようだと、半分白旗状態だった。
では、今年度の残り対局予定を記そう。

第64回NHK杯将棋トーナメント本戦2回戦 畠山鎮七段(11月23日放映予定)
第56期王位戦予選3回戦 佐藤慎一四段
第63期王座戦一次予選4回戦 堀口一史座七段
第28期竜王ランキング戦6組(and昇級者決定戦)
第65期王将戦一次予選
第41期棋王戦予選
第65回NHK杯将棋トーナメント予選(第64回の成績次第では免除の可能性あり)

順位戦復帰規定を記しておこう。
1.年度に「参加棋戦数+8」勝以上の成績を挙げ、勝率6割以上。
2.良い所取りで、30局以上の勝率が6割5分以上。
3.年度対局数が「(参加棋戦+1)×3」局以上。
4.全棋士参加棋戦優勝もしくはタイトル戦挑戦。

1.は、計算すると「17勝11敗」となる。よって来年3月末日までに「6勝6敗で終了する」ことが絶対である。ただ11月23日のNHK杯は、畠山七段に負けたとの情報もあり、それだと残りを「6勝5敗」で乗り切らねばならない。
2.は「20勝10敗」など。現在良いところ取りで「14勝5敗」なので、この後の11局を「6勝5敗」で乗り切る必要がある。ただし、NHK杯ですでに負けていれば、あと「6勝4敗」となる。
3.は、計算すると30局以上となるので、今年度中にあと14局指す必要がある。
4.は、可能性はほとんどない。

熊坂五段は夏から秋にかけてかなり勝ったが、冷静に見ると、まだまだ先は長い。順位戦への復帰は、それほど大変なことなのだ。しかし、このまま好調を維持できれば、必ず道は開ける。私はこれからも、熊坂五段を応援する。
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