一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

今月の検索キーワード

2016-09-25 22:17:39 | ランキング
goo恒例の「無料アクセス解析」が、21日から始まった。
これは2か月に一度行われ、ふだんは有料のアクセス解析(閲覧の時間帯、訪問者の時間帯、検索キーワード、ページごとの閲覧数、閲覧元URL、ブラウザリスト)が10日間、無料で見られるというものである。例えば初日だと、その前の10日分のデータも見られるので、実質20日近くのデータが見られることになる。
今回は「検索キーワード」の9月18日分と24日分を転載する。

・9月18日
1 将棋一公(5PV)
2 大沢一公(5PV)
3 渡部愛 ノースリーブ(4PV)
4 一公(3PV)
5 高橋和(2PV)
6 駒落ち将棋 平手(2PV)
7 青木直子 画像(1PV、以下同じ)
8 阿久津主税 遅刻
9 誕生日 女流棋士
10 竹俣紅似AV女優
11 社団戦 個人戦 得点
12 熊倉紫野 休場
13 熊倉紫野
14 棋士 打ち上げ
15 星組 社団戦
16 島鉄 フリー切符
17 山口恵梨子 スカート
18 将棋 永井
19 将棋 1 公
20 室谷由紀 脚
21 女流太鼓 東京音頭
22 女優 銀
23 佐藤大五郎中原誠
24 九条亜希子 現在
25 一公の将棋雑記
26 一公のブログ
27 一公の
28 ミス着物由紀
29 アンデルセン 長崎 マスター 言葉
30 わらび山荘 アナグマ
31 さわだまさみ そっくり

・9月24日
1 将棋一公(3PV)
2 一公 将棋(3PV)
3 一公(3PV)
4 将棋 指導員(2PV)
5 大沢一公(2PV)
6 アンデルセン 長崎 マスターのことば(2PV)
7 高橋和(1PV、以下同じ)
8 阿久津主税 遅刻
9 長崎アンデルセン 結婚予言
10 稚内 お土産 副港市場 宅急便
11 社団戦 2016 6部 昇級
12 熊倉紫野 休場
13 熊倉紫野
14 桂扇生
15 将棋 しっとく
16 宮古島吉野海岸 かっちゃん
17 宮古島 将棋
18 大庭美夏 娘
19 下蒲刈郵便局 旅行貯金
20 一公のブログ
21 一公の
22 一公 ブログ

訪問者(IP)は、18日が420人、24日が355人だった。
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1期だけA級を務めた棋士

2016-09-24 22:42:20 | データ
順位戦で、1期だけA級を務めた棋士を調べてみた。
なお、段位は現段位。第1期から第5期までの降級棋士は除いている。

荒巻三之九段 第6期(1951年~)・2勝6敗
大友昇九段 第23期(1968年~)・3勝7敗
木村義徳九段 第39期(1980年~)・0勝9敗
淡路仁茂九段 第42期(1983年~)・2勝7敗
田丸昇九段 第51期(1992年~)・2勝7敗
阿部隆八段 第65期(2006年~)・2勝7敗
橋本崇載八段 第71期(2012年~)・2勝7敗
阿久津主税八段 第73期(2014年)・0勝9敗

A級は一流棋士の証だからそこそこの星は取りそうなものだが、A級では星が集まらなかった。順位の差で降級になった棋士もいて、順位戦の恐ろしさを感じる。
だが、たった1期と嘆くことなかれ。順位戦で昇級の経験がない棋士が25%以上いる現在、A級に昇級すること自体が大変な偉業である。順位戦の昇級だけで八段まで昇ったことは、大いに讃えられるべきである。
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タイトル獲得のブランクが長かった棋士

2016-09-23 23:29:06 | データ
タイトル獲得のブランクが大きかった棋士を調べてみた。

二上達也九段 1966年・第8期棋聖~1981年・第37期棋聖
郷田真隆王将 2001年・第72期棋聖~2011年・第37期棋王
加藤一二三九段 1968年・第7期十段~1976年・第2期棋王
内藤國雄九段 1974年・第23期棋聖~1982年・第23期王位
森けい二九段 1982年・第40期棋聖~1988年・第29期王位
郷田真隆王将 1992年・第33期王位~1998年・第69期棋聖
米長邦雄永世棋聖 1973年・第22期棋聖~1978年・第4期棋王
佐藤康光九段 1993年・第6期竜王~1998年・第56期名人
福崎文吾九段 1986年・第25期十段~1991年・第31期王座

ザッとだがこんな感じ。
現在までの最長ブランクは二上九段の14年半。これは誇れることで、この期間、ずっと第一線で活躍していたことを意味する。
今回、三浦弘行九段が竜王戦の挑戦者になったが、もし奪取すれば、1996年の棋聖以来、20年ぶりのタイトルとなる。
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89連勝

2016-09-22 23:22:12 | 将棋雑記
ウソかホントか知らないが、日本将棋連盟のウェブサイトの記録のページで、羽生善治三冠が「89連勝」したことになっているという。
ネットでは、89連勝もすれば七冠を獲ってるんじゃないか、というジョークもあったりして、なかなか愉快だった。
では、現実の世界では1年で何連勝すれば七冠を獲れるのか。順位戦C級2組・竜王ランキング戦6組に在籍していると仮定して、検証してみよう。

竜王戦…「17」ランキング戦6組6連勝。決勝トーナメント7連勝。七番勝負4連勝。
順位戦…「10」C級2組10連勝でC級1組昇級。
王位戦…「15」予選5連勝。リーグ戦+プレーオフ6連勝。七番勝負4連勝。
王座戦…「13」一次予選4連勝。二次予選2連勝。挑戦者決定トーナメント4連勝。五番勝負3連勝。
棋王戦…「13」予選4連勝。挑戦者決定トーナメント6連勝。五番勝負3連勝。
王将戦…「17」一次予選4連勝。二次予選3連勝。挑戦者決定リーグ6連勝。七番勝負4連勝。
棋聖戦…「13」一次予選4連勝。二次予選2連勝。決勝トーナメント4連勝。五番勝負3連勝。

驚いた。ここまで98連勝。89連勝でも足りないのだ。
では条件を順位戦A級・竜王ランキング戦1組に代えて、再度検証してみよう。

竜王戦…「11」ランキング戦1組4連勝。決勝トーナメント3連勝。七番勝負4連勝。
順位戦…「9」A級9連勝。
名人戦…「4」七番勝負4連勝。
王位戦…「14」予選4連勝。リーグ戦+プレーオフ6連勝。七番勝負4連勝。
王座戦…「9」二次予選2連勝。挑戦者決定トーナメント4連勝。五番勝負3連勝。
棋王戦…「9」挑戦者決定トーナメント6連勝。五番勝負3連勝。
王将戦…「13」二次予選3連勝。挑戦者決定リーグ6連勝。七番勝負4連勝。
棋聖戦…「9」二次予選2連勝。決勝トーナメント4連勝。五番勝負3連勝。

78連勝で七冠達成。しかし賢明な読者はご存じのとおり、各棋戦はスタート時期がまちまちなので、丸1年での達成は不可能である。ざっと1年半になると思う。
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第28回将棋ペンクラブ大賞贈呈式(4)

2016-09-21 23:21:14 | 将棋ペンクラブ
「今日は竜王戦(5組昇級決定戦)があったんですけど、増田君(康宏四段)にボロボロにされてしまいまして、贈呈式に間に合っちゃったんですね」
携帯中継もあったのに、早く終わって申し訳ない。私が本来ここにいてはいけないんです、ということらしかった。
もっとも教授のことだから、しっかり将棋は指したのだろう。
続いて上野裕和五段。「次は相振り飛車の本を出す予定です。現在はこれまで出た相振り飛車の本をすべて買って、勉強しているところです」
上野五段は、2013年の技術部門大賞受賞者。この前年の贈呈式で、「来年は大賞を獲ります」と宣言したのは記憶に新しい。次は相振り飛車の本で大賞を狙っているようだ。
続いて美馬和夫氏。アマ強豪が登壇するのは珍しいが、先ほどの鈴木大介八段のスピーチを聞けば、「四間飛車名局集」は二人の共著といえる。
「鈴木先生とのやりとりは楽しい時間でした。私は還暦を過ぎましたが、スタートラインに立った気持ちです」
続いて渡部愛女流初段。指導棋士はこの時間指導対局中なので、スピーチは珍しい。
「今年は関東交流会にも呼んでいただきました。贈呈式には4年連続の参加です」
将棋ペンクラブは女流棋士から敬遠されている気がするのだが、それだけに渡部女流初段の厚意はうれしい。
続いてバトルロイヤル風間氏。「週刊将棋に4コママンガを32年間連載していたんですが、休刊してしまいました。現在はネットで『オレたち将棋ん族ZOKU』をアップしています」
これは有料である。念のため。
続いてライターの後藤元気氏。「このたび『将棋観戦記コレクション』を出しました。『あとがき』を見てください」
この本はあまり話題になっていないが、かなりおもしろいと思う。古今東西の名観戦記が選りすぐって収められているのだから、おもしろくないわけがない。私も機会があったら買おうと思う。
窪田七段が戻ってきたが、スピーチは拒絶のポーズ。いったんスピーチは終わりとし、ここから指導対局が始まった。長野県上田氏など、すでに2人が着席。定員3人なのでTod氏は迷っているふうだったが、私が背中を押して、3人目の席に着いた。しかし時は7時40分を過ぎている。全局終局はしないだろう。
幹事のWas氏が来たので、しばしおしゃべり。Was氏、というか編集部は会報のさらなる内容向上を目指しているようで、私にも意見を求められた。
「おもしろいと思いますよ。だけど○○さん、あの人はなんでページ数が少ないの? あの内容なら、私なら4ページは書けますよ」
など、ちょっと話が弾みそうだったのだが、Kan氏の進行によるプレゼントコーナーが始まったりして、中途で終わってしまった。
三浦弘行九段が見えた。三浦九段も将棋ペンクラブをひいきにしてくれている。
私は長崎県川棚「あんでるせん」のマスターの言葉を思い出す。
「世の中に『忙しい』を口癖にしている人がいますね。だけど『忙しい』は何かに失敗した時の言い訳をあらかじめ言ってるんですね。たとえばここへ来たいと思ったら、どんなに忙しくても、時間をやりくりして来ますね」
三浦九段、木村八段、勝又教授にはこれがピタリと当てはまる。
私は食事に精を出す。小鉢に入っているのは何かと思ったら、ちらし寿司だった。
これは、う~む。今年は料理が安いかな?
さて、プレゼントコーナーである。私の抽選番号は「41」で、下1ケタ「1」が呼ばれた。
会場前方には色紙や著書が並べられている。もうだいぶハケたはずだが、色紙が何枚か残っている。ここが将棋ペンクラブ独特で、みんな花より団子、すなわち色紙より著書を手に取るのだ。
渡部女流初段の色紙も残っていた。…あっ! Osa氏に取られた!
Osa氏には昨年だったか、熊倉紫野女流初段の色紙を争いジャンケンをしたが、負けた。今回、またも一足先に持ってかれた。
私は気を取り直し、先崎学九段の「棋は対話」をいただいた。ちなみに3年前は米長邦雄永世棋聖の「忍」をいただいた。つまり師弟の色紙が揃ったわけである。ただ、どちらも落款がないのが残念だ。
指導対局は佳境に入っている。ふだんは対局者の木村晋介会長も、今年は見物組だ。
Tod氏は飛香落ちで挑んでいたが、私と指す時は私が二枚落としている。この辺のTod氏の考え方がよく分からない。局面はTod氏が劣勢。ほかの2局も上手持ちだが、どうなるか。
三浦九段のスピーチになった。「このたびは皆さんおめでとうございます」
三浦九段は先年、17歳年下のお相手と結婚した。これだけいいことがあったら、将棋の成績で均衡を取りそうなものだがあべこべ?で、九段は先ごろ竜王戦の挑戦者になった。新婚パワーはまだ続いていたということか。七番勝負では熱戦を期待したい。
大平武洋六段が手持無沙汰のようだったので、話かけてみる。
「大平先生、いつもブログを拝見しております」
「はい」
「先生、毎日更新されてますが、大変でしょうねぇ」
「はあ…でも1日でも休んじゃうと、そのまま続けて休みそうで…」
「ああそれ、分かります!」
同じブロガーとして、私もヒザをポンと打ちたくなったところである。さっきのスピーチもおもしろかったし、大平六段と飲んだら、いろいろ楽しい話を聞かせてくれそうだ。
Tag氏がバトルロイヤル氏に似顔絵を描いてもらった。これが吹き出すくらいによく似ている。毎度毎度ブログに書いているが、バトル氏の似顔絵は名人級だ。Tag氏はさっきも白鳥士郎氏にサインをもらっていたし、今日は最高の日になったのではないか。
先崎九段にも声を掛けてみる。
「先崎先生、はじめまして。あの、先生の色紙をいただきました。いつもエッセイ読んでますぅ。先生はあれ、鉛筆で書いていらっしゃるんですか?」
「ペンです」
「ああ、手書きということですよね」
「はい」
「でも、修正とかめんどうじゃないですか? しないんですか?」
「直しません」
原稿の直しをしない、はスゴイことである。私など、いったんアップした記事を何回修正しているか分からない。
さて、宴の時間も終わりに近づいた。
最後は恒例の三本締めである。将棋ペンクラブはこれが好きなのだ。
「パパパン、パパパン、パパパン、パン!」
を3回やって、幕。
と、呼ばれてもいないのに窪田七段が壇上に上がり、何事かを話し始めた。
しかし私たちは若干シラケている。窪田先生、棋士になって本当によかったですね、ということだ。

私は二次会には行かない。会場を出ると、アカシヤ書店の星野氏が受付をしていた。みなが談笑している時も、いつ来るか分からない客のために、こうして番をしていたのだ。キラリと光る仕事ではないか。

表に出ると、木村八段と佐藤圭司氏がいた。
「木村先生、王位戦は最終局ですね。私、深浦戦を思い出してしまって…」
「ハハハ」
「ガンバッテください」
私はかなり失礼な言い方をしてしまったのだが、木村八段は明るく笑い飛ばした。
最終局は、木村八段の勝ちに乗った。
(おわり)
コメント (3)
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