「串田アキラ BEST＜Feel So Nice＞」 串田アキラ

　ワールドコンNippon2007のライブ会場で購入した串田アキラのベスト盤。
……といっても、なんのベストやねん!?と小一時間問い詰めたいセレクション。まあ、１曲目の「神魂合体ゴーダンナー」はともかく、「学園特捜ヒカルオン」だとか、「勝利だ！ビッグ・サイトロン」だとか、「ナンジャーマン」に「富士サファリパーク」。果ては「新剣銃士フランスファイブ」なんてフランス製の自主製作映画だろ？

　文句を言いつつ、これを選んだのは他では絶対聞けない曲だから。ヒカルオンなんて、手にはいるとは思ってなかったよん。
　普通だったら１つにまとまることが考えられないマイナー曲ばかりでした。

「串田アキラ BEST＜Feel So Nice＞」★★★★

【フランスファイブ】【ビッグサイトロン】【ヒカルオン】

「森は生きている」 監督：山口泰弘

　1980年３月のこと。
　高校生男子３人が連んで映画館へと足を運びました。ピンク映画でもなければジョン・ベルーシの『1941』とか『火の鳥2772～愛のコスモゾーン』を見に行ったわけでもなく、まあ、東映まんがまつりに『森は生きている』を観に行ったのよ。ソ連の童話作家サムイル・マルシャークの原作ではなく、その他の人形アニメとかでもなく。
　まあ、なんというか、その直前に『カリオストロの城』で盛り上がってしまって、「東映のアニメも面白いんでない!?」と、誰かの妹をだしにして行ったわけで、それでもってもともと戯曲をアニメ化しただけだから、それなりに面白かったんだよなあ……。

「転がれ、転がれ、指輪よ。春の門を通り抜け夏の窓辺へ。秋の戸を開け、冬の絨毯の上を１２の月の焚き火をさして！」

　でも、声が島本須美だと思ったのに……大竹しのぶ？　ふーん。

「森は生きている」★★★

【十二の月の精】【汗けーちった】

「ポイボス」 ZAT SOFT

　昔、昔の大昔。パソコンＲＰＧといったらウィーザードリィかウルティマがすごいという噂を聞くくらいだった時代。『ポイボス』という国産ＲＰＧが発売されました。
　珍しくもＳＦ作品。帝国に支配されたポイボス人の主人公が収容所を脱出し、荒野を彷徨いつつ武器を手に入れ、最終的に宇宙へ脱出するための宇宙船を見つけ、それを再び打ち上げるのに必要な仲間を集められるか……というゲーム。

　懐かしいなあ。知人宅のFM-7で遊ばせて貰ったことがあります。結局レベルが足りなかったのか、必要なメンバーがそろえられなかったのか、宇宙船の離陸に失敗してそれっきりだったけど……。
　戦闘がシビアで何度も全滅しました。素手で警備兵につかみかかって殴り倒し、手に入れた武器でまた襲い、武器の弾倉を手に入れてもっと良い装備の敵を襲う。そうやって苦労して手に入れた武器を仲間に渡して戦力をあげ……ようとしたら、その仲間に武器を持ち逃げされて……。
　仲間は交渉次第でどんどん増えますが定員があります。そして最終的に仲間にしていないといけない、死なれたらに即ゲームオーバーなＮＰＣと、いてもいなくてもいいＮＰＣがいて、でも攻略サイトとか攻略本とかない時代なので、どちらなのかは死なれてみないと判らない……そういうゲームでしたね。
　検索したら今はネットでダウンロードして遊べるというのも、良い時代です。

【ポイボス】【七星】【ZAT SOFT】【ＲＰＧ】【エクソダス】【裏切り者】

「ＳＥＣＲＥＴ ＪＯＵＲＮＡＬ」 アーク・ボーダン

　イギリスのオクスフォードに「ＰＡＳＴ　ＴＩＭＥＳ」という会社があって、古代や中世の意匠をデザインに使った衣料品や雑貨なんかを扱っています。通販のダイレクトメールが届いたのを機会に、ここで中世宮廷音楽のＣＤとか、「来た・見た・買った」のネクタイとか通販でけっこう購入させてもらったのですが、本棚の底からそこが刊行した『ＳＥＣＲＥＴ　ＪＯＵＲＮＡＬ』という本が出てきました。
　副題が「第二次大戦の収容所生活」というもので、大戦中にドイツの捕虜になった英軍将校の絵日記です。落書きマンガとか、各軍の捕虜の寄せ書きとか、身分証とか、英米の赤十字物資の中身比較とか（英国のにはちゃんと紅茶葉１オンスが入ってる）、部屋や牢屋の間取りとか、なかなか楽しい。
　でもって、最後の方は帰国してから平和な生活に馴染めない様子が１コマ漫画でありありと。公園の鉄柵に触ろうとしている子供に「撃たれるぞ！」と叫んで飛び出しそうになったり……。

「ＳＥＣＲＥＴ　ＪＯＵＲＮＡＬ」★★★★

【捕虜】【赤十字】【解放】