付け焼き刃の覚え書き

 本や映画についての感想とかゲームの覚え書きとかあれこれ。(無記名コメントはご遠慮ください)

「「食」の自叙伝」 編:文藝春秋

2009-07-05 | 食・料理
「うどんは関西、そばは東京がいいね。そば屋でうどん注文する人、関西のうどん屋でそばを食べる人を見ると、バカ、思います」
 淀川長治の言葉。

 スポーツ選手から芸能人、写真家、皇族までさまざまな分野の著名人27人に、「食」を切り口にインタビューして個人史を語ってもらった雑誌記事をまとめたもの。食事も排泄も同じに思えるので食べながら人と話したくないというビートたけし、宇宙へ行ったら意外にもレトルトカレーが美味しかったという毛利衛、拘置所で食べたうずら豆が好物になった勝新太郎、鰻の蒲焼きが好きだという鉄人ルー・テーズ等々。あの「MARCOPOLO」に連載してたんですね……。

 中島らもの回で「大阪にはお雛様の時期にのり巻をかじる風習があるというのは本当ですか?」という質問があって、「やったことはないけど聞いたことはある」と答えていたのは恵方巻のことでしょう。まだ海苔屋がPR攻勢に出る前だったんですね。

【「食」の自叙伝】【文藝春秋】【宇宙飛行士】【アイヌ】【沖縄】【タイ】【下町】【韓国】
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「発動!タンポポ村救出作戦~銀河乞食軍団 合本版1」 野田昌宏

2009-07-05 | 宇宙・スペースオペラ
 うわっ、でかい。
 仕事の帰り道に本屋の店頭で平積みされていた合本に衝撃を受けると共に、こんな場所をとる大型本にスペースを割いてくれた書店に感謝。確かに最初から大型本とわかっていたけれど、目で見たときのインパクトはでかい。旧版を並べると825発電システム上のムサイみたい……。
 でも、そんなに重くはないしページもめくりやすいから、厚手の雑誌かムックと思えばそれほど読みづらくもなさそう。
 帰宅したらオンライン書店bk1から通販分が到着してました。
 ただ、もう少し表紙が厚いと思ったので、購入時にフィルムコートしてしまったんだよね。これをやると表紙が汚れにくく破れなくなる一方、もともと表紙の薄い本だとそのうち反ってしまうんですよね。引っ張られて。
 果たしてこの合本の表紙紙はフィルムコートの引張力に耐えられるのでしょうか。とりあえず合本2まで様子見です。

 銀河辺境の自治星系「星涯」に宇宙船の改体修理や貨物輸送を請け負う〈星海企業〉という小さな会社があった。だが、今から20年前にその会社を設立したのは元東銀河連邦宇宙軍中将のムックホッファと元中佐のロケ松。腐りきった星系政府やあこぎな大企業をむこうにまわし、弱きを助け強きをくじく銀河乞食軍団として知る人ぞ知るという存在となっていた。
 その星海企業を頼って1人の少女が現われた。
 少女パムは故郷のタンポポ村が忽然と姿を消し、しかも彼女の両親の幽霊が、はるか〈冥土河原〉星系で目撃されたと訴えた……。

 1982年にスタートした野田昌宏のスペース・オペラを第1巻から第6巻「炎石の秘密」までを収録した合本としたもの。 加藤直之のキャラクターイラストも好きだったけれど、鶴田謙二のキャラも捨てがたい。お七とネンネも良いけれど、いきなりのパムの目つきの悪さが最悪!(ミーだよ、こいつミーだよ)

【発動!タンポポ村救出作戦】【銀河乞食軍団】【合本版】【野田昌宏】【鶴田謙二】【バニシング・エンジン】【星系軍】【怪僧】
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