福岡県 芦屋町 岡湊神社

　島津丸山古墳をあとにして、岡湊神社に寄った。神社の建物などが新しいのは残念だが、由来は相当に古い。なんと言っても神武天皇が立ち寄ったと言われるところである。立ち寄ったときはまだ天皇ではなかった。
　古事記　中つ巻　神武天皇　東征
　神倭伊波禮毘古命　日向（美々津）より発たして筑紫に行幸・・・竺紫の岡田宮（福岡県遠賀郡芦屋）に一年坐しき
　神武天皇（前７１１～前５８５　これが事実だとは言わぬが）４５歳頃に東征に向かったと言うから２６７０年前にこの地に立ち寄ったことになるわけだ。ものすごい場所がここにあるのだ。海だけが知っている。

穴ヶ葉山古墳

　なにやらあの「ガンダム」に出てくるロボット（ロボットと言っていいのかどうかは判らぬが）の顔に似ている。そう思うのは我輩だけかな。

　見飽きることの無い古墳であることに間違いは無い。

まほろばの道を行く

　じわじわと高度を上げてゆくにつれ稜線が近づいてくる。このようなところを走り、澄んだ空気を吸うのは久しぶりだ。今までの殆どが１５００～１６００年前の空気を吸ってきたみたいなものだからな。たまには新鮮な空気を肺に取り込んでやらねばなるまい。それを脳細胞に送り込んで、また古代の空気を吸わねばなるまい。

菖蒲

　例の彼と久しぶりに湯平へ向った。途中、菖蒲園の看板が目に入ったので立ち寄ってみた。一個人で育ててきたと言うことであった。少々偏屈な方なのだが水を向けると話し出すほどの方なのでそうは思わなかったのだが、例の彼は傍にも寄らなかった。　
　なるほど、類は類を呼ぶのかもしれん。

　にしても見事なもので、立ち寄る方々には絵描きさんが多いそうだ。
　藤も育てているとのことで、これも一本の幹から３０ｍも伸びているそうだ。
　但し、自分が気に入らなければ見せないそうだ。こいうことをハッキリと言う方だからやはり偏屈なのであろう。