まほろばの道を行く

　なだらかな山の裾野が周防灘に滑り込むように見える。
　千里の目を窮めることを欲すれば、素晴しい光景を目の当たりにすることが出来る。
　当然こんなことは誰もが判っていることである。ただ、余裕をもって見ることが出来るかどうかである。運転者は見落とす、というよりは脇見はできぬ。同乗者が気付くことが大事である。

穴ヶ葉山古墳

　石室内部を覗いてみると巨石によって築かれているのが判る。しかし、装飾となるとここからは見ることが出来ない。カビが生えているように見える。ここは色彩ではなく金属でひっかくようにして描かれたものだからカビによって消え失せるという事はあるまい。だから特に設備を施して装飾を維持する必要がないのであろう。

福岡県 芦屋 岡湊神社

　岡湊神社横、道を挟んで民家の庭にある。

　樹齢４００年余。三大蘇鉄の一つをここに見ることが出来る。
　ここは芦屋のほんの少しの一角だが、日本のなかではすごいところであることは間違いない。

湯平へ行く

　目的は決っている。当然湯には入るのだが、その前に腹ごしらえである。
　例によって「ふみちゃん食堂」の「だご汁定食」である。ここではこれしか喰わん。
　ふみちゃんも少し歳をとってしまった。少し話をしていこう。