九州を襲った大雨は幸いにも北九州には大きな損害を与える事はなかったと言っていい。しかし、熊本のこと、福岡県南、日田などあまりにも大きな被害である。然も行ったことがある場所ばかりなので尚更心が締め付けられる。
ご存知かどうかは判らぬが我輩が住んでいる北九州でも昭和28年6月、北九州全域が水没してしまうかのような水害に襲われた。その時にあって、私の母はまだ二歳の姉の手を引き、生まれたばかりの我輩をおんぶして知り合いの家へ避難した。
この川(大谷川は河口付近で氾濫した)の上流にある池(大谷池)の土手が崩壊するところまで行ったからである。幸いなことにそのような事にはならなかったが我輩もそのような経験をしていたということだ。父はと言うとあの関門鉄道トンネルが水没したので状況把握のためゴムボートに乗ってトンネル内を調査したのである。その様子が新聞に掲載されていたとのことだ。天災は忘れたころにやってくる。気を付けても気を付けても避けることが出来ないのである。
この流れによって蛍が流されなければいいのだが・・・蛍だけではないけれど・・あっという間に海に流されてしまうのかもしれないな。