旧蔵内邸だ。堂々とした構えである。親子で言ったものだ。「なんか足を踏み入れ難いね」
私もさすがに一歩を踏み出すことは出来なかった。それほど威厳があり、威風堂々なのである。とは言え今では予約制で料理を提供しているのである。
ここは私の伯母の小学校時の同級生の実家なのである。伯母が行ってみたいと言った頃は見学期日と人数が限定されていたので(申込みをし抽選)、それは叶わなかった。今となれば行って行けないことはないのだが、もう伯母の身体の自由が利かないのである。
屋敷の横に行ってみた。奥行きもたっぷりで、潤沢に土地を所有している。
当時はあまりにも潤沢に土地があったであろうからこの様なことも出来たであろう。にしても中の造作を見てみたいものだ。
[続またまた汐湯(母編)]は今回で終了です。
本日最後の本命である。巨樹と比べるものではないが、このような場所に枝垂桜があろうとは。実はテレビのローカルニュース(NHK)で知ったのである。
何の気なしに聞いていたのだが、大楠の所在地に近いと言うことを思い出して立ち寄ったのである。
大楠から英彦山に向うのである。有り難い事に道標の看板も出してくれていた。
ただこの地は個人の所有である。枝垂桜も個人の所有である。それがこうして見学者に開放してくれているのである。畑の中を歩かねばならないので畳をひいているのである。
ご覧のように姥桜も花を開かせている。78、82、83、?、昔話に花が開きぱなしだ。
この天神山の枝垂桜が一本桜として名を馳せていくのも遠からずと思える。
知る人ぞ知るのほうが我々にとってはいいのだがな。