かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

イタリア海洋都市の精神

2009年08月07日 | Books
yellow20男尊女卑という言葉があるが、犯罪の場合、男が悪い場合が多い。今回の麻薬事件2件でも、馬鹿な男、気なげな奥様というストーリーだった。
ところが、その奥さまの1人に逮捕状が出たという。
あっと思った。
まだわからないが、本当だとしたら、先入観または潜在意識の目くらましにあっていた自分に、久し振りに気づいたことになる。特に、彼女のファンというわけでもないのに。
世間のどれだけの人が、この展開を予想していたのだろう。
もし、過半数の人がそうだったのなら、私の感性が、そうとう鈍ってきた証拠だろう。
もう一つの事件は最初から、土曜ドラマっぽかったが、こちらも急に、ドラマ仕立てになってきた。



興亡の世界史シリーズの本巻は、この変わったシリーズの中でも一番変わっている。
最初は、観光案内かと思ったぐらいだ。
イタリアの有名な海洋都市(ヴェネツィア、アマルフィ、ピサ、ジェノバ)の、歴史を紐解くというよりは、町を散策する感覚で描かれている。
ただ、改めて認識したのは、イタリアは国家として成長したのではなく、近世まで、ローマという都市、ベネツィアという都市が、ばらばらと、力を持っていたエリアだったのだ。
その中で、アマルティという都市の美しさが際立っており、一度は行ってみたい街だなっと思っていた。
そして今、アマルティという映画が公開され、大人気のようだ。ストーリーも面白そうだし、もしこの町が画面に出てきたら、たぶん映像も美しいだろう。
この表紙の写真も、アマルティのものだ。
地中海はなぜかいつも絵になる。
コメント
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