シンガポールのオーチャード通りは、相変わらず、全体が工事現場のような活況だ。
昔なつかしクラウンプリンスホテルも、五つ星に生まれ変わるべく、大改装中。
地下鉄のオーチャード駅の上にあった緑の原っぱは、アイオンと呼ばれる高級ショッピングモールとオフィスビル?に生まれ変わりつつあった。
その中で、こんな感じの、昔から全く変わらないビルも存在する。
この変哲のない、うらさびれたビルの3階に、広東料理の有名店であるレイガーデンがある。香港が本店だが、シンガポールにも数ヵ店あり、チャイムズのが有名だが、こっちの方が、おいしいという説もある。
ちなみに、シンガポール国旗が見えるが、これは、シンガポールのナショナルディ(建国記念日)の二日後だったからだ。建国記念日は、日本からの独立記念日ではなく、日本撤退後戻ってきたイギリスからの独立記念日でもなく、マレー連邦からの分離独立記念日だ。
この店の有名メニューに、冬瓜(トンガン)スープがある。これをいただくには、事前に予約が必要。
見かけもユニークだが、味もユニーク。スープといい、具といい、カップになっている冬瓜の肉をけずりながら中身とともにいただく風情といい、絶品である。
是非、レイガーデンに行かれる機会があったら、事前予約をして、召し上がって欲しい。
事前注文のメニューとしては、北京ダックもいただいたが、これは、日本でも、お金さえ出せば食することができる。
このアワビ料理もいただいた。日本ではちょっと手を出す気にならないが、シンガポールであれば、まぁ許容範囲。味も申し分なし。
シンガポールでは、さまざまな亜細亜料理がいただけるが、やはり中華が一番だと思う。香港には、敵わないという通も多いが。