かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

近代ヨーロッパの覇権

2009年08月08日 | Books
clap今日は、2週間振りのゴルフ。実は、2週間前に腰を痛め、不安な日々を過ごしたのだが、ほぼ回復。今日、完走できたので、まず合格。ゴルフの調子の方も戻さねば。腰痛体操も続けなければいけないんだけど。
car6時前に家を出たのだが、すでに渋滞が始まっていた。しかも一台にたくさん人が乗っている。
千円高速の効果は、大きい。マイカー持ってて、実家が遠い人は、その恩恵を思いっきりエンジョイしていると思うが、環境のこととか考えると、やはり逆行なのかな。ただ、確かに今までの高速が高すぎるということも言える。日本より、高速料金の高い国があったら教えて欲しい。



興亡の世界史シリーズの『近代ヨーロッパの覇権』を読んだ。
本シリーズの中では、オーソドックスで、世界史の復習が必要な私のような読者にはぴったり。でも、単純な世界史ではなく、しっかりテーマがある。
本書のテーマは『啓蒙』。
近代に入り、ヨーロッパは、世界を席巻するのだが、その根本思想に『啓蒙』があったという。
カントによれば『啓蒙とは人間が自ら招いた未成年状態から抜け出ることである。未成年状態とは、他人の指導なしには、自分の悟性を用いる能力のないことである』。
そして『最大多数の最大幸福』という共通目標に向かって、走ったのだ。
最大多数というからには、弱肉強食の世界を目指したものではない。
自分勝手だったのではなく、高邁な理想があったのだ。
ただ、理想の世界はできなかった。そして、二つの世界大戦を経て、今の世がある。

歴史という概念で世の中をとらえるようになったのは、19世紀からという。
なーあんだ。まだ新しい学問だったんだ。
コメント
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