アラブストリートと、リトルインディアとは、歩いて行ける距離にある。
途中に、こんな美しい、ペラナカン(マレ文化ーと中華文化の融合)スタイルの建物もあった。
この建物も美しい。この先に、2006年のドイツワールドカップの予選で、シンガポールと日本が戦った小さなスタジアムがある。もっと大きなスタジアムもあるのだが、ラグビーの試合の日程が入っていて、この小っこいスタジアムでの試合になったのだ。見に行ったのだが、あまりにも元気のない日本チームにがっかりした。暑かったのか、相手がシンガポールで手を抜いたのか。一応勝ったのだが。
その先にヒルマンレストランがある。実は、この店は、チャイナタウンのはずれのHDBの一階にあった。HDBの建て替えで、立ち退きになり、このリトルインディアに近い一角に越してきたのだ。元の場所には、いまだに巨大コンド群が建設中だ。
この店(ヒルマン)は、ペーパーチキンで有名だ。チキンを紙に包んで、脂分が逃げないように、焼く?揚げる?紙をはがしながら、肉汁がこぼれすぎないように食べる。
今は、慣れてしまったが、最初は、チキンがこんなにおいしいものかと驚いた。
他の店で、このメニューにお目にかかったことはない。
兄弟分の”マンヒル”という店は、シンガポール島の西の方にある。ヒルマンがリトルインディア方向に引っ越した後は、マンヒルの方がおいしいという話もあるが、正確なところはわからない。
メニューのパターンはほぼ一緒だったと、記憶する。
この、フカヒレ入りスクランブルエッグも、ヒルマンの名物メニュー。
このチリカンコンは、他のシンガポールフードの店でも食べられる。カンコンは、日本では、空芯菜か。それをニンニクとチリで炒めた料理で、これも食べ始めたら、やめられない。
ということで、久し振りに懐かしい味に舌鼓を打った。