今日は、大船の(たぶん松竹撮影所の跡地?)鎌倉芸術館で、5/7まで開催されている平山郁夫追悼展に行ってきた。
鎌倉の名誉市民でもあられる平山さんの、青年時代の絵、仏教がテーマの絵、シルクロードがテーマの絵、平成の洛中洛外シリーズ、鎌倉の寺社の絵が、ほどよく展示されていて、楽しめた。
青年時代といっても、中学に入ったばかりの絵もあり、ごく若いころから絵が大好きだったことがわかる。画風は、仏教関連の絵を描き始めてからがらっと変わる。
そして、仏教絵画の題材を求め、シルクロードを回る内に、単なる画家に止まらず、文化財保護、平和運動に傾倒していった様もよくわかる。
鎌倉への愛着も深い。八幡宮に、毎年絵を奉納していたそうで、その絵も展示されている。
お勧めできる展覧会だ。
その後、久しぶりに、鎌倉コケーシカに足を伸ばした。大船駅に戻るまでは、よかったのだが、まず大船駅で、横須賀線が大混雑。どうにか鎌倉にたどり着いたら、今度は、江ノ電が1時間待ち!こんなの、流石に初めて。しょうがないので、バズに乗ったら、長谷の交差点が全然動かず、途中で、降りるはめに。
やっぱり、ゴールデンウィークに、鎌倉行ったらいかんなぁ。
コケーシカの方は、ずいぶん繁盛していて、びっくりした。嬉しいことだ。
こけし時代の4号が出ていて、今回のテーマは、仙台近辺(仙台、作並、秋保)。住んでいたから、当然懐かしい。
ドイツの建築家である、ブルーノタウトさんが、作並で、こけしを10銭で購入した話など、秘話盛りだくさん。どうやって、ネタを仕入れているのだろう?
おまけは、この写真集。本誌よりも、装丁は立派である。被災地を、仙台在住の工人であった高橋胞吉型こけしが、訪れ、荒涼とした風景を背景に、写真に収められている。
改めて、被害の甚大さを思う。
本書は、こけしスマイルプロジェクトの一環で、MONPE CHAN という、本プロジェクトのためのこけしもあったので、GETしてきた。
東北の玩具であったこけしをテーマにした本プロジェクトが、少しでも復興の助けになればと思う。MONPE CHANを買うと、被災地に義援こけしが被災地の子供たちに届けられる。
ほのぼのとしてプロジェクトなのだ。