今日は、久しぶりに東京駅に行ったが、駅舎もほぼ立ち上がっていたし、郵便局もほぼ外観は完成していた。費用のことは、忘れれば、日本の中央駅だし、すばらしいプロジェクトではある。
高木彬光さんの”白昼の死角”を、〇十年振りに読んだ話はした。AMAZONで買った時、ついでに推薦されちゃってGETしたのが、本書。
早速読んでみたけど、まずまず面白い。清張さんのような推理小説的な面白みはないが、歴史推理物として、読めば、それなりに楽しめる。
お馴染みの神津恭介が、入院中ということで、ベッドデティクティブとして、邪馬台国の謎に迫るという設定だが、要するに、邪馬台国の謎を、神津恭介との会話形式で、探っていくと話だ。
結論を言ってしまうと、それこそネタバレになってしまうので遠慮するが、決して独自の結論ではない。ただし、その迫り方は、独特のものがある。
後書きで、その迫り方の種が明かされるのだが、高木さんが、この謎に迫るためいろんな資料に当たり、いろんな人に会い、実際に何度も足を運び、情報収集した内容が、ほぼそのままこの小説に反映されていると言っていい。
謎への迫り方の特徴としては、当時の地形をまず探り、その地形を前提とした一行のルートを、魏志倭人伝の記載から推理するという手法をとっている。
当時の、陸での移動、船での移動がどう行われたか?
その結果、途中結果は、よく言われる説とかなり異なる。
当時の国の名と、現在の地名の類似性については、かなり懐疑的。
距離の記載に関する解釈も独特のものだ。
最後に、本書で邪馬台国と比定された地では、過去に発掘されたことがあり、石棺が目撃されているという証言が出てくるが、これは、後書きによれば事実らしい。
ずいぶん前の本だが、その後、比定された地で新たな発掘がなされたという話は聞かない。ただでさえ、制限の多い古代史にかかる発掘調査。ヒントのあるところは、一つ一つ詰めていって、日本の起こりを解明していって欲しいと思うのだが。
謎は謎のままでということか。
そうは言いつつ、実は、謎解き旅行を、密に計画しているのである。
高木彬光さんの”白昼の死角”を、〇十年振りに読んだ話はした。AMAZONで買った時、ついでに推薦されちゃってGETしたのが、本書。
早速読んでみたけど、まずまず面白い。清張さんのような推理小説的な面白みはないが、歴史推理物として、読めば、それなりに楽しめる。
お馴染みの神津恭介が、入院中ということで、ベッドデティクティブとして、邪馬台国の謎に迫るという設定だが、要するに、邪馬台国の謎を、神津恭介との会話形式で、探っていくと話だ。
結論を言ってしまうと、それこそネタバレになってしまうので遠慮するが、決して独自の結論ではない。ただし、その迫り方は、独特のものがある。
後書きで、その迫り方の種が明かされるのだが、高木さんが、この謎に迫るためいろんな資料に当たり、いろんな人に会い、実際に何度も足を運び、情報収集した内容が、ほぼそのままこの小説に反映されていると言っていい。
謎への迫り方の特徴としては、当時の地形をまず探り、その地形を前提とした一行のルートを、魏志倭人伝の記載から推理するという手法をとっている。
当時の、陸での移動、船での移動がどう行われたか?
その結果、途中結果は、よく言われる説とかなり異なる。
当時の国の名と、現在の地名の類似性については、かなり懐疑的。
距離の記載に関する解釈も独特のものだ。
最後に、本書で邪馬台国と比定された地では、過去に発掘されたことがあり、石棺が目撃されているという証言が出てくるが、これは、後書きによれば事実らしい。
ずいぶん前の本だが、その後、比定された地で新たな発掘がなされたという話は聞かない。ただでさえ、制限の多い古代史にかかる発掘調査。ヒントのあるところは、一つ一つ詰めていって、日本の起こりを解明していって欲しいと思うのだが。
謎は謎のままでということか。
そうは言いつつ、実は、謎解き旅行を、密に計画しているのである。