かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

プロ野球「衝撃の昭和史」

2012年10月23日 | Books


二宮清純さんは、私と近い世代。勝間さんが、読者を調べたら、同じような世代や、境遇の人が多かったと話していたが、本書は、まさにそれ。我々世代にとっては、感涙ものの話が満載。
そういえば、子供の頃、家に帰ったら、いつも親父が、晩酌しながら、白黒テレビで、ジャイアンツ戦を見てたっけ。

元々、最近は、教養本や、趣味本や、実務本がほとんどで、娯楽本はあまり読んでいないのだが、本書は、某雑誌で連載されている時に、心底面白かったので、すぐGETした。
やっぱり面白かった。

昨日のジャイアンツ戦は面白かったが、娯楽の少なかった昭和時代のプロ野球は、記憶に残る名場面が、もっともっとあったように思う。本書は、その中から、厳選された名シーンを、劇画風に再現してくれる。
12の話からなるが、主人公は、沢村から清原まで、江夏、江川、落合、長嶋など、有名選手ばかり。テーマは、有名シーンから、裏話まで、様々だが、その時の関係者の話などから、その真実を見事に掘り起こしている。
江夏の21球は、あまりにも有名だが、実は、その前に、試合が終わっていたかもしれない秘話があったり、長嶋の展覧試合でのホームランは、その前の広岡のプレーがあったからこそ、天皇陛下がお帰りになる前に、可能になった話など、今でも、読んでてわくわくする。

最近、感動が少なくなってきてしまったのかな。
コメント
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